小さな願い
配信完了、と。長時間椅子に座って凝り固まった体をほぐし、私は夜風にあたろうとベランダに出た。空は満天の星空で、時折流星が駆けてゆく。そう言えば朝のニュースでなんとか流星群がどうたらと報道していたような気もした。 流れ星に願いを三回、なんてロマンチストじゃない。だけど最近、どうにも不安になる事ばかりだ。血まみれの服で歩いていた女性、部屋で誰かに話しかけるお兄の独り言、そして見るからに一癖も二癖もありそうな女探偵・・・。 お兄の周りで何かが起きてる。それはふとした拍子に私たちの日常を壊してしまうような、そんな何か。関わってはいけない、何か。だけどお兄は、いつもそんな何かに『出会ってしまう』。そういう宿命を背負ってしまった人みたいだ。 だから、願わくば。お兄に悪い事が起きませんように。私は夜空を見上げて祈る。流星が一つ流れる度、大切な家族の無事をただ祈る。 「・・・心配かけないでよ、ばかお兄」 そっと呟いた言葉は、夜空に吸い込まれて消えていった。
1 girl,solo,curly bob hair,dark green hair,
BREAK
brown eyes,small breasts,blush,sad
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(white off shoulder:1.2),strapless,glasses,(Watching the stars alone:1.4),(Looking up at the sky:1.6),upper body,night,Night sky,meteor shower,Veranda,autumn, <lora:hyperdetailer_v060.safetensors:1> <lora:eyecolle_primula_v100:1>