1 / 5
【R-18】我慢できなかったティアマトちゃん
※このエピソードは下記投稿のIFストーリーとなっています。もしティアマトちゃんが我慢できなくなったらのお話です。 【ドラゴン】山で出会った竜の少女 https://www.aipictors.com/posts/558660 竜の獣人族の女の子が住む山小屋に泊めてもらった夜中の事。何だか少し冷えるなと思い目を覚ました僕は、服を脱ぎ捨てた彼女が僕にまたがっているのを目の当たりにした。いつの間にか、僕が着ていた服も脱がされている。 「んふ~、起こしてしまったか。すまないな、そなたよ。こんなにオスの臭いを嗅がされてはやっぱり我慢できそうになくてなぁ」 まるで子供のような見た目の彼女だったが、そういう経験のない僕には十分すぎるくらい刺激的なシチュエーションだった。すぐに体の一部に血が通い硬く張り詰める。もちろん、僕にまたがっている彼女にはすぐにバレてしまった。彼女は目を細め、僕の下腹部を注視してくる。 「ん~♡いい感じだな、そなたよ。実は疲れたそなたに元気になってもらおうと、夕餉には精のつく食材をたくさん使ったのだ。でもこっちの方も元気いっぱいになってしまったな」 僕の上で腰をグラインドさせ、柔らかな感触をこすり付けてくる彼女。この状況で突っぱねる事など僕には出来なかったし、したくなかった。彼女を抱き寄せて唇を重ね、体勢を入れ替えるようにして彼女をベッドに押し倒す。 「んぁ~、先に襲っておいてこんな事を言うのもおかしいかも知れないが、いざその気になられると緊張するものだな~。こういう行為は長らくご無沙汰だったから、期待してしまっている自分の浅ましさが恥ずかしいぞ~・・・」 そうか、彼女は経験済みなのか・・・少し残念な気もするけれど、竜という存在は非常に生命力が高く長生きするそうだから、彼女が竜の獣人だとしたら実は僕よりもずっとずっと年上という事も考えられるし、過去に愛し合った男性がいたとしても何も不思議はない。しかし、今夜の彼女は僕が独り占めさせてもらう。 「もう準備はできているからな~、いつでも受け入れられるぞ♡」 彼女の言う通り、既に互いの準備は整っている。僕は彼女に導かれるまま腰を押し出して、彼女と交わった。 「んぅ~♡いいぞ、その調子だ~。腰の動かし方が上手だなぁ~、えらいえらい♪・・・いや、『えろいえろい』かな~?」 繋がって数分。彼女の中はとても狭く、しっかりと真剣に向き合わなければ満足に動けないくらいだった。しかし僕の方はもう限界が近いのに、彼女はまだ余裕そうな顔をしている。これではいけないと、僕は自分を追い詰める事になるのは分かっていながら少しペースを上げる事にした。 「ふぁあっ・・・♡ちょ、ちょっと早いな~?そなた、つらそうな顔をしているじゃないか~・・・苦しいならもう少しゆっくりしてもいいのだぞ?そ、そんなに頑張って早くしてくれなくても、ひゃっ♡わ、私はさっきまでの早さでも、んぅっ♡き、気持ち良くなれておるからな~?」 彼女の声に少し余裕が無くなってきたみたいだ。シーツを掴む手にも力が入っているのが見て取れる。ここが攻め時と見た僕は、彼女のなだらかな胸に浮かぶほんのりと色づいた先端を唇で食み、もう一方は指で転がして悦ばせる。 「やあぁっ・・・♡だ、駄目だぞそなたよ、んーっ!お、女の子のそこは敏感なのだ・・・!ひゃぅうっ♡そ、それにだな、そんなに舐めてもお乳は出ないのだから、ひゃん♡あんまりちゅうちゅうしてはならぬぞ~・・・」 口ではそう言うが、彼女は全く抵抗してこない。彼女の力なら、その気になれば無理矢理僕を引きはがす事なんて容易なはずだ。だから僕は彼女の言葉を無視して強弱をつけながら彼女を高みへ押し上げていく。僕も彼女も、終わりが近い事を感じ取っていただろう。 「も、もう駄目ぇっ・・・♡き、気をやってしまうぅ・・・!あっ♡んっ♡んぁ~~~~~~~~~~!!!」 一瞬意識が朦朧とするくらい、深い絶頂。僕は彼女の最奥に居座ったままその瞬間を迎えた。永遠とも思える数秒の後、僕たちは荒い息をして酸欠気味になった肺をいたわる。 「・・・す、すごかったなぁ、そなたよ。頼りない外見とは裏腹に、なかなかどうして立派なものではないか~・・・」 彼女は愛おしそうに微笑みながら、僕の事を褒めてくれた。どうやら満足いただけたようだった。僕の方も虚脱感がすごくて、二回目とはいけそうもない。 「これ以上続けると明朝の下山に差し支えるだろうな~、そろそろ眠ろうか」 下山。そうか、明日になったらもう彼女とはお別れなんだ。それを思うと、僕の胸は辛い気持ちでいっぱいになった。また会いに来たい。何度でも、何度でも。しかし彼女は少し寂しそうに笑った。 「すまないな、そなたよ。山を下りたら今夜の事は忘れた方が良い。夢を見たか、化け物に幻覚魔法でもかけられていたのだと思ってくれ。もう私に会いに来てはならぬ。人の子が私と生きるのは無理な話なのだ。何も成せぬまま、いずれ時が二人を引き裂くでな・・・」 それははっきりとした拒絶だった。僕はこの時の気持ちを言葉にできない。ただ、静かに涙を流し、彼女の胸に顔をうずめた。彼女は僕が泣き疲れて眠るまで、ずっと頭を撫でてくれていた。 その夜から数十年、僕は妻をめとり子供・孫にも恵まれて、王都の一角で静かな余生を過ごしている。今でもオリゾン山麓を仰ぎ見ると、彼女の慈愛に満ちた笑顔がはっきりと思い起こされる。しかしあの夜の彼女の言葉を守り、僕は彼女に会う目的でオリゾン山麓を訪れる事は決してなかった。あの甘やかで、どこかほろ苦い一晩の思い出は今でも僕の胸の中に大切にしまってある。 山麓から吹いた一陣の風が、皺だらけになった僕の頬を優しく撫でていった。