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【振り向き】新しく買ってきた私服じゃぞ
あれ、何だか分厚い封筒が届いてる。差出人は・・・ミリシラ先生だ。この間言ってた新しい服の写真かな。にしても多そう・・・。とりあえず開けてみよっか。 予想通り便箋と写真入りで、写真が1、2、3・・・9枚も入ってる。そんなに見せつけたいなら直接会いにくればいいのに。で、便箋は何が書いてあるのやら。 『ヒマリへ この間の手紙の返事に書いておいた新しいオシャレ着を見せてやるわい。ただ見せるだけじゃ味気ないからのぅ、ウィローの奴を脅しつけて連れ出し、たっぷり写真を撮らせたからよく見てみぃ。ワシがどれだけぷりちーなのか再認識してもらうぞ。それぞれの写真の状況補足も書いておいてやったからの。 写真① 待ち合わせ場所に遅れてやって来たウィローに「ほれ、早く行くぞ」と声掛けして出発するところじゃ。見返り美人っちゅう奴じゃな。 写真② 服装をよく見せて欲しいとか抜かしたので、見せてやっとるところじゃ。白パーカーに黒シャツ、薄緑のミニスカート。映っておらんけど、スニーカーは黄色じゃ。 写真③ 動きが欲しいと言うので軽くダンスを披露してやったわい。最初やたらローアングルから撮ろうとしおったので、尻の穴を剛毛にしてやろうかと脅したら大人しくなったぞ。 写真④ 演劇鑑賞に来たワシら。ウィローがチケットを買って戻ってきたところじゃな。あんまり前方の席は買えなかったが、まあええじゃろ。ワシら目はいいしな。 写真⑤ 席について、劇を鑑賞中のワシじゃ。あやつめ、劇の最中なんじゃからワシを撮っておらんでちゃんと集中して鑑賞して欲しいのぅ。 写真⑥ 盛り上がってきた場面で、観客もワシも総立ちじゃったが、その隙にワシの尻を狙いおった。まあ、自分の尻の穴が裂けた痛みで、ワシのスカートの中までは撮れんかったようじゃ。馬鹿め。 写真⑦ 演劇鑑賞も終わり、カフェに移動したぞ。あやつはあれでも写真家じゃから、劇の演出について色々面白い考察が聞けたわい。 写真⑧ これもカフェの一場面じゃな。白いパーカーじゃからコーヒーがこぼれたら汚れてしまうので脱いだんじゃが、パーカーを脱いだ時にちょっとドキッとしたらしい。そういうもんかのぅ。 写真⑨ カフェの店員にカメラを渡して、ウィローと話し込むワシを撮ってもらった一枚じゃな。良い笑顔しておるわ。討論というのはやはり楽しいものじゃからな。 どうじゃ、ワシだってその気になればいつもと違う服だって着こなせるんじゃぞ。いつまでも服のセンスで大きい顔はできんと思っておくんじゃな。 全知全能の大賢者 ミリシラ・シッタカブール』 ・・・いや、可愛いけど!これ普通にミリシラ先生とウィローさんのデートの思い出見せられてるだけじゃん!?なんでウィローさんを誘えるのに他の男の人に自分からアタックできないのかなあの人は。普通に誘えば結構OKもらえる容姿してるんだから自信持っていいのに・・・。どうせ、大賢者のプライドがどうのこうのとかつまんない意地張ってるんだろうけどさ。 ウィローさんも可哀想に、脅されて連れ回されて挙句呪いまでかけられてるみたいだし、何できっぱり断らないのかな。・・・ハッ!?ま、まさかウィローさん、意外とミリシラ先生の事を気に入ってたり!?いやいや、ないない。だってウィローさん巨乳好きだし・・・ああっ、ミリシラ先生の真の姿!ウィローさんも大満足のサイズ! うああああーーーーーっ!!!やっぱり胸なんだ、男の人ってそんな人ばっかりだぁーーーーーっ!!!