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大小悪魔

「おう、メイドちゃんよ。この頃物騒だから一応送っていくぜ」 潜入任務の打ち合わせが終わって、ブロントはメイド騎士に声を掛けた。 流石にもう女装は解いている。 「ふん、礼はいわんぞ」 そのくせ断らないメイド騎士ことエルザベータ。 (相変わらず変な女だな) エルザベータが内心喜んでいるのがブロントには丸わかりだ。 二人連れだって、シルビアの居室から校庭を通って校門に向かう。 「それにしても、なんだこの学園は。まるで、亜人どもの吹き溜まりではないか。 節操のない亜人どもを一か所に集めるなど危険極まりない!! 我が母校の整然とした美しさとは比べ物にならん!!」 (言ってろ。ゴルドンが一番の好みか?) エルザベータが男女を問わず校庭を通り過ぎる亜人種に目を向けているのを、ブロントは生暖かく見守る。 とそこに、大きな鳥のような羽音がすると、小柄な人影が頭上を覆う。 「は~い、カッコいいエルフのお兄さん。 私と遊ばない?」 地上に降りると、歯を見せて笑いかけてくる。 「そんな女といてもつまんないでしょ。 固そうな人間の女なんてほおっておいてさ!!」 舞い降りたのは、赤いマントをつけた少女だった。 ただし、頭には角が生えているし、背中には蝙蝠の羽、ついでにスカートから、なんかしっぽが覗いている。 だが、かすかに牙をのぞかせながらの笑みは色っぽく、それ以上に可愛らしい。 赤いマントだから新入生らしい。 「いっ、インプか。流石に珍しいな」 妖魔に分類されることもあったインプだが、国家に仇を為さない限りは市民権を認められている。 その人口はかなり少ないが。 「何だと!!この淫婦!!ふざけた口を聞くと無礼打ちするぞ!!」 謎な嗜好のエリザベータだが、さすがに面と向かってからかわれると怒るらしい。 とその時だった。 「こらー!!そこのインプ!!空をとんじゃダメだって言われてるでしょ!!下着が見えるわよ!!」 それこそ、本物の悪魔のような顔をした、銀色の半妖魔、もといハーフエルフが怒鳴り込んできた。 「きゃ~!!シルバーデビルだ!!」 インプの少女は翼を折りたたんで(走って)逃げて行った。 ・・・・・・。 「あら、あんたたち。まだいたの?」 シルビアにきょとんと問いかけられた二人は。 「エルザちゃん・・・・・・、送っていくぜ・・・・・・」 「はっ、はい・・・・・・、ありがとうございます」 二人連れだって校門に向かうのだった。

さかいきしお

コメント (14)

ガボドゲ
2024/04/27 10:25

さかいきしお

2024/04/29 17:46

mirusen
2024/04/25 15:00

さかいきしお

2024/04/25 15:28

早乙女ショコラ
2024/04/25 14:45

さかいきしお

2024/04/25 15:28

ジャイブル
2024/04/25 14:38

さかいきしお

2024/04/25 15:28

CherryBlossom
2024/04/25 13:18

さかいきしお

2024/04/25 13:48

Lsream
2024/04/25 12:24

さかいきしお

2024/04/25 13:48

Jutaro009
2024/04/25 12:06

さかいきしお

2024/04/25 13:46

寝空
2024/04/25 11:26

さかいきしお

2024/04/25 13:45

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