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(2枚)謎の転校生は・・
chapter1 俺はフカマチ。異世界転生者だ。 残念ながらこの世界になじめず、転校を繰り返している。 ちなみに転校したいときはある花のにおいをかぐだけ・・。それが唯一の能力w 転校3日目。いまだになじめない。 特に昼休みは最悪だ。孤立感がひどい。今日はいたたまれずに屋上に来てみた。 残念ながら、かなり人がいるが、すいている一角を見つけてそこで購買で買った焼きそばパンみたいな食べ物を一人で食べる。 幸いというか、一定の距離を取ってみな話しかけないでくれる。というかそういうオーラを出してるんだろうな。 「もう!どこも空いてないよ。」 「あそこがあるよ。」 「え・・。」 「フカマチだよな。同じクラスの?」 俺「ああ・・。」 「悪い。隣の場所使わせてな。シート座っていいからさ。」 というと、ピクニックシートを広げ始めた。最初は彼女らしい女の子も躊躇していたが、ランチを食べ始めた。 「A太くん、今日もおいしいわw」 「朝早く起きてつくったからね」「あしたは・・」 まあ、すでに僕の存在はないようでよろしくやっている。それはそれでいいけどね。 「それ、購買のだよね。おいしい?」 またいきなり話しかけてきた。 俺「普通。とりあえず安くて腹にたまる。」 「はは。それだけだと栄養バランス悪いね。このサラダと果物あげるよ。」 俺「・・・悪いね。ありがとう。」 このやり取りが終わると、またすぐに彼女らしき女の子と話(イチャイチャともいう)を再開した。 一緒に食べようということではないらしい。でもいいやつであるのは間違いないようだ。 Chapter 2 俺はフカマチ。異世界転生者だ。 残念ながらこの世界になじめず、転校を繰り返している。 転校10日目。出遅れたせいで購買の食べ物はすべて売り切れていた。 「まあ、しょうがないか。」 とりあえず屋上で時間をつぶすこととした。 が、今日も人で一杯。空いている場所がないかとうろうろしていると 「あれ?フカマチくん?」 結局、クラス委員長に強引に呼び止められてシートの一角を借りることになってしまった。 「もうお昼食べ終わったの?」 「購買売り切れてたんだよ。」といった瞬間しまったと思った。 「だったらこれ食べていいよ。」 「別にそんなにおなか減ってないから。」 「いいから、食べなさい!」 なんだかんだでごちそうになってしまった。 教室に戻ろうと階段を下りていると 「フカマチだよな。」といきなり体格のいいオークに呼び止められた。 「さっき、B子の弁当食べてたよな。」 これはまずい展開か・・・。 「B子、今度の生徒会長選挙に出るんだよ。」 俺「・・買収?」 どうやら俺の早とちりで、彼女は誰にも優しく、このオークもずいぶん彼女に助けてもらったようだ。 「・・なので応援してやってほしいんだ。」 俺「わかったよ。考えておくよ。ちなみに生徒会長選挙って大変なのかい?」 「ライバルが強くてね。A太って言うんだ。」 ※ほんとうはドカベンをやりたかったのですが、日の丸弁当は結構出てたのでw 最初は2枚目ができて、いじっているうちにこんなんなりましたw イメージとしては外国のランチボックス(サンドウィッチ、フルーツなど)です。