三択老師

むむむ、学院生がこのような夜更けにイチャイチャするなどふしだらな！！」 我が名は三択老師！！ ふしだらな男女に、せいなる三択問題を突き付けて正義を貫く神の使い！！ この後の運命を選択せい！！ ①爆発する！！ ②爆発する！！ ③爆発する！！ 「選択の余地なし！！爆発しなさい！！」 ちゅど～ん！！ 「くだらないことに付き合わせるんじゃないわよ！！」 三択老師を爆発させたのち、思いっきり不機嫌な顔をしながらハーフエルフの准導師が吐き捨てる。 「わっ、わしだって！！若い娘といちゃつきたいんじゃ！！」 シルビアは、醜態をさらす賢者の学園最高導師を、生ごみを見る視線でみおろしながら・・・・・・。 「・・・・・・、エロジジイ、もといオールドスレイマン、母がパーティーに招待したいそうで、お向かいに来たのですが・・・・・・。 ちょっと離れて着いてきてください」 「うひょ～、王都一の美女のお誘いとあらば、応じなければなるまい！！」 「第四の選択肢を差し上げましょうか」 「おととと、パーティーは楽しみじゃ！！」 シルビアが再度杖を構えるのを見て、エロジジイ、もといオールドスレイマンは慌てて年若く美しいハーフエルフの准導師から距離を置くのだった。