異世界降誕祭
アーゼリンママは、一人でケーキを食べている子がいると気になってしょうがないみたいです。 トントン 「あら、ダークエルフさん、どうされのですか」 大量の、食べ物らしきものが入った袋を担いだダークエルフが立っていた。 「いや、子供達や、友人がみんな私をおいて遊びに行ってしまってな。 食べ物は沢山あるのだが、一人では食べきれないし、味気ない。 つきあってくれないか」 ・・・・・・ 「美味しいですわね」 「そうか。良かった。作ったかいがあるものだ」 簡素なログハウスに、生温かな空気が広がった。 ・・・・・・ 「クマ?おいしそうなにおいがするクマ!!」 「うひひ、こっそり一番おいしい苺をとってやろ」 「あそびに来たのじゃ~」 「ケーキなどは、良い子を虫歯にする悪い物ですぞ!!拙僧が退治いたす!!」 「お~いやだいやだ。ドリルなこえがしますわ」 「ちゅんちゅん」 「配達っす!!」 ・・・・・・ 「おや、もしかして千客万来か?」