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【自転車】桃宮ちゃんのダイエット

自然公園の森林コースを歩いていた時の事です。 「おーい、凪おじさーん・・・!」 何やら背後から私を呼ぶ声。私をその呼び方で呼ぶのは桃宮ちゃんだけです。私が振り向くと、桃宮ちゃんが自転車のブレーキをかけて、こちらの目の前に横滑りで止まる瞬間でした。危ない、もう少しで接触するところだった。 「桃宮ちゃん、こんにちは。もう少し安全運転してよ」 「はぁ・・・はぁ・・・ごめーん」 胸だけを覆うような布面積のタンクトップとサイクルショーツを身に着けた桃宮ちゃんは、そんな薄着にも関わらず全身汗だく。もしかしてかなり走ってるのかな。 「ねーおじさーん、水持ってなーい?」 「ペットボトルのお茶あるけど、私の飲みかけだよ?」 「それでいいからちょーだい」 桃宮ちゃんは私からペットボトルをもぎ取ると躊躇いなく口を付けてしまいます。これは全く意識されてないのか、それとも気を許されているのかどっちなんだろう。水分を補給して息を整えた桃宮ちゃんは、自転車を降りて私に向き直ります。 「いや実はね、最近ちょっと食べすぎちゃってさぁ。測ったら105もあったんだよねぇ」 「え、体重が?」 「おっぱいだよ!体重な訳ないじゃん!おじさんのバカ!」 そ、そうか。確かに桃宮ちゃんの身長と体形で体重105kgもあったら説明つかないもんな。しかし、バストサイズ105cmかぁ・・・確かに前より立派に実っているような。 「じゃあダイエット中なんだね。食べただけ胸が大きくなるのも考え物だね」 「ホントだよー。もう持ってるブラが次々合わなくなるんだもん。しかもすっごい重たいしさぁ。自転車ならともかくジョギングとかすっごい揺れて痛いし」 桃宮ちゃんはその二つの膨らみを両手で持ち上げて見せます。うん、視覚的に重量が感じられるなこれは。肩とかすごい凝りそう。 「・・・おじさん、ちょっと持ってみる?」 桃宮ちゃんが少し悪戯っぽく笑ってこちらの反応を伺います。私は即答で、 「やめとくよ。逮捕されたくないし」 と返しました。興味がゼロって訳では無いし、合意の上ではあるけども、15歳の胸をタッチしにいくのは傍から見たら犯罪以外の何物でもないです。 「そっか・・・おじさんはぶくぶく太った女の子なんて嫌なんだ・・・」 「そうは言ってないでしょ。まぁ、確かに手にすっぽり収まるくらいのサイズが好みではあるけどさぁ」 「あ、じゃあもうちょっとでいいものが見られるかも」 いいもの?桃宮ちゃん、何を言い出すんだろう。私が首を傾げていると、軽やかな自転車の走行音が聞こえてきました。 「あれ、早渚じゃん。アンタまた弥美にちょっかいかけてんの?」 「橙臣ちゃん。こんにちは、橙臣ちゃんも桃宮ちゃんに付き合ってたんだ」 ライトグリーンのタンクトップに黒いスパッツを履いた橙臣ちゃんでした。桃宮ちゃんよりも体力に余裕ありそうだなぁ。 「ほらおじさん、恋織ちゃんだよ。良い体してるでしょ」 「ちょ、弥美?何の話!?」 もしかして、桃宮ちゃんが言ってたいいものって橙臣ちゃんの事か。まぁ確かに、健康的でスレンダーな橙臣ちゃんの小柄な体は正直言って好みだけど。 「おじさんがさぁ、私のおっぱいより恋織ちゃんのおっぱいが見たいって言うから」 「言ってない言ってない!!とんでもなく強引な意訳するのやめてよ!?手の平に収まるサイズの胸が好みだとしか言ってないじゃん私!」 相手が瑞葵ちゃんみたいな子なら「凪さんのえっち」程度で済むけど橙臣ちゃん相手だと普通に通報ありえるんだから本気で勘弁してほしい。案の定橙臣ちゃんは、胸や下半身を腕で庇うようにして警戒心剥き出しの視線を私に向けてきます。 「く、玄葉さんが言ってた通りアンタ本当にスケベなのね。どうせ未発達な体を弄んで、脇の下やおへそに溜まった汗を舐め取りたいとか思ってるんでしょ」 「被害妄想が凄いなぁ!?そんな変態行為想像もしてないよ!女の子の体を舐めるなんてする訳が」 ・・・そう言えば、酒に酔った時に玄葉の胸を吸った事があるらしいけど。今それ言ったら通報だな。 「ないよ!」 「今、一瞬間が無かった?」 無駄に鋭いな、橙臣ちゃん。 「弥美、こんな奴と一緒にいたら何されるか分かんないからさっさと逃げよう」 「えー、もうちょっと休ませてよー」 「前のブラ付けられるようになるまでお菓子禁止なんでしょ。このペースじゃ当分食べられないわよ」 「あーん、恋織ちゃんがいじめるよー!」 桃宮ちゃんが私に抱き着いてきて同情を誘います。・・・すごい弾力。一瞬巨乳派に改宗しようかと思いかけるくらいでしたが、ここは努めて冷静に対応せねば。 「桃宮ちゃん、確かに前よりお肉ついてるね。橙臣ちゃんの言う通りに頑張った方がいいと思うよ」 「そ、そんなぁ・・・」 「はいはい話が終わったら離れなさい」 橙臣ちゃんが桃宮ちゃんを私から引きはがして、無理矢理自転車に乗せてしまいます。 「早渚、またね」 「おじさーん、またねー・・・」 桃宮ちゃんは苦しそうな表情で自転車を漕ぎ始めました。大変そうだな。 「・・・でも、食べたら食べただけ胸ばっかり大きくなる体質なら、お菓子禁止してるだけでも徐々に小さくなりそうな気もするけど」 まあ、運動するのは悪い事じゃないし、しばらくは見守ってあげよう。もし駄目そうなら、向日葵ちゃんに相談してみるか。向日葵ちゃんはバストアップに興味あるみたいだし、逆に小さくする方法にも詳しいかも知れないから。 「あ、でもあの状態の桃宮ちゃん見せたらブチ切れる方が先かも知れないな・・・」 やっぱり黙っておこう。私はこの件に関わるのをやめて、何も見なかった事にするのでした。

コメント (12)

Kinnoya
2025/04/23 14:20

早渚 凪

2025/04/23 15:13

thi

おおきいことは良いことです

2025/04/22 14:57

早渚 凪

花梨「男の人からするとそうでも、実際に巨乳の人間からすると結構苦労ありますよ?」 桃宮「ブラも高いからお小遣いなくなっちゃうよ~」

2025/04/23 15:13

五月雨

自転車、自転車、自転車…恋で、恋で、恋で…ゆくよー♪

2025/04/22 12:59

早渚 凪

原作漫画の時点で読むのやめてしまった作品っすね

2025/04/23 15:11

Jutaro009
2025/04/22 12:21

早渚 凪

2025/04/23 15:10

水戸ねばる

未発達な体を弄ぶのが趣味だなんて

2025/04/22 08:24

早渚 凪

凪「だから言ってないですって!」 玄葉「言ってないだけだけどね」

2025/04/23 15:10

さかいきしお

うんど~するのはいいことだよね!!

2025/04/22 06:02

早渚 凪

桃宮「胸が重いからきっついよぉ~!」 橙臣「うっさい走れ」

2025/04/23 15:09

白雀(White sparrow)

中学生で105!? こいつぁとんでもない逸材だぜ…

2025/04/22 03:50

早渚 凪

摂取カロリーによって桃宮ちゃんのバストサイズは簡単に増減するので、この時は105でしたがダイエットすると100を下回るかも

2025/04/23 15:08

へねっと
2025/04/22 03:36

早渚 凪

2025/04/23 15:07

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2024年7月よりAIイラスト生成を始めた初心者です。 全年齢~R15を中心に投稿します。現在はサイト内生成のみでイラスト生成を行っています。 ストーリー性重視派のため、キャプションが偏執的かと思いますがご容赦願います。

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