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ブル(〇)ーベレー
「うーん、やっぱりベレー帽も可愛いくてカッコいいわね 特殊部隊みたい」 鏡の前で、特殊なブロント少尉は、青いベレー帽をかぶってご満悦だ。 と、そこへ。 「少尉、よろしいでしょうか。 教官に病欠が出まして・・・・・・。 本日の士官候補生の体力測定、嚮導役をお願いしてよろしいでしょうか」 「任してください!!特殊部隊並みにバリバリに鍛えますよ!!」 ベレー帽をかぶりなおすブロント少尉に、富士見二等軍曹はやな予感を覚えざるを得なかった。 「さて、士官候補生の諸君!! 諸君は常日頃から、日々鍛錬を繰り返していることと思うが・・・・・・。 今日は、諸君らの限界を思い知ることになる!! ・・・・・・。 なっ、なんですか。そのいやそうな顔は!!」