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炬燵とぬくさと生足と
「わ~、日本って、出直室にも炬燵が置いてあるんですね。わたし、炬燵は初めてです。温ったかそう!!」 歓声を上げながら、ミニスカートをひらつかせて、炬燵に近寄るブロント少尉。 「あれ、隊長、どうしたんですか?」 じっと少尉の様子を見つめている隊長に、少尉がいぶかし気に声をかける。 「……、いや、少尉はあまり寒さを感じんのかと思っていた……」 「寒いのは平気ですよ。でも……。 隊長の手で温めてもらうのは好きですよ」 少尉は、白く輝く両脚を、炬燵から出して座りなおした。