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新宿小隊@雪中演習
内国安全保障局の局員は入局に際して国内外の特殊部隊等で研修を行う。特に治安介入部隊員(戦術要員)は国外の特殊部隊or準じた組織に3〜6ヶ月派遣される。捜査官(課員)も例外ではなく、主に国内(陸海・海上保安庁)が多いが2ヶ月程度の研修を受ける。 学生の頃から非正規で働いていた美波も、正式採用にあたりクワンティコ(FBI)で2週間ほどの研修をしている(課長・先輩の出張に同行した形ではあるが)。 冬になり日本国内でも雪が降り始めると、うずうずする者たちがいる。つまりドイツ連邦警察 GSG-9、ドイツ陸軍 第23山岳猟兵旅団、アメリカ陸軍 第10山岳師団が研修先だったヤツらだ。 プライスがにこにこしながら局長代理のオフィスに入る。彼は英SAS出身なので本来なら研修の必要はないのだが入局に際して「一通り」の研修を受けている。 先輩「こんな時間に珍しいじゃない。どうした?」 プライス「いぃ〜、場所を何個か見つけましてね。この冬の一発目をお許しできれば、と」 先輩「それは構わんよ。要員をチョイスして書類を用意してくれ。承認後の手配はあすかと映莉子に頼め」 プライス「Thank you, sir」 先輩「そうだ、みずきを連れてってくれ」 プライス「もちろん。きっちり鍛えてきますよ」 雪中演習だぁ〜!!: 耳がかからない髪型で生成できたので、おおむね みずきちゃんらしくできた。 でも、真っ白い戦闘服にしたかったけど、白混じりのカモ、普通に緑色になってしまった。むづいなぁ。 プライス「いいねぇ〜」(10)