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美波@お酒・バー
この日は少し遅い帰宅だった。 上司(先輩)は渋谷・品川の小隊長との打ち合わせとのことで夕方には外出していた。 仕事を片付けた美波は公用車で帰宅の途につくが、出てすぐに車を止めた。 美波「停めてください。きょうは一人で帰ります」 護衛『銃はお持ちですか?』 美波「はい、カバンにガバメントがあります」 護衛『これもお持ちください』とG-26を手渡す。 9mmか、と思いつつも、美波はG-26の収められたホルスターを腰に装着する。 ふいに車を降りたのは、以前に先輩に連れられた入ったバーを思い出したからだった。いい雰囲気で、ママ的な上品な人やバーテンも感じがよくて、3品出てくる「お通し」も美味しかった。 レースンバターも頼もうかな、と少し浮かれながら東口の路地を歩くのだった。 8・9枚目:メガネなし