1 / 10
女神アテナ
https://www.aipictors.com/works/462028/ つながり。 ギリシャ神話の神はクズ揃いだけど、俺ん中では処女神はマトモな部類。 で、アルテミスをつくったらアテナでしょ。 戦と知恵と女神。英雄の守護者。 ゼウスが単独で産んだ女神(と言っても、子を宿したメティスを丸呑みにして、頭ン中で成長し苦しむゼウスの頭をかち割って生まれた。 これがまたややこしく、かち割ったのはプロメテウスともヘパイストスとも言われる。ヘパイストスは単独でアテナを産んだゼウスに、私だって!とヘラが産んだ説もある。しかも見目よろしくないので海に捨てた。時系列もクソもねぇ) アポロン、アルテミスの出生に比べて、主妻ヘラのアテナへの感情はよかったらしい。 アプロディーテーへの対抗かもしれないが、トロイアにおいてはヘラとともにギリシア軍に組して英雄たちを助けた。 ギリシャ勢最強の戦士アキレウスが盟主メネラオスと対立し、陣屋で今まさにぶっ殺そうとした時に、彼を止めた。女神アテナ、あるいは母テティスでなければ彼は止められず、ギリシャ軍盟主メネラオスは死んで軍は瓦解しただろう。 そして、アキレウスはヘソを曲げて戦線を離脱し、ギリシャ勢は劣勢となる。 トロイアには軍神アレスが参戦し、アプロディーテーがアイネイアースに守護を与えていた。 ポセイドンはギリシャ支持派なので介入しようとしたが、公平を求めるゼウスがそれを制した。 ポセイドン「あれはなんだ!?」 ゼウス「後できっつく言う」 各将が奮戦するが浜の陣地へ押し戻される。 ヘラ「ゼウス様の”公平”は信用できません。アテナ、行って私のギリシャ軍を助けなさい」 アテナ「はい、お母様!」 アテナは勇将ディオメデスの戦車の御者となった。彼はたちまち力が湧いて槍をしごいた。 アレスに立ち向かうディオメデスは槍を突き出す。アテナはその指で穂先を導き…… アレス『グ、ギャー』 軍神はハラワタを出してのたうち回り、天上へ帰った。 ディオメデスの次の相手は決まっていた。この先で軍を指揮するアイネイアースだ。アテナの御する戦車で迫り、槍を投げる。 必ず死ぬ槍だったが、やわらかな女神の指先がそらした。 アテナ『退きなさい! でなければ痛い目を見ますよ!』 アプロディーテー『私の子を殺させません』 アテナ「殿、剣を!」 友パトロクロスを殺され、復讐のためにアキレウスは陣に復帰するが、仇敵ヘクトルはとてもかなわないと逃げた。 そこにアテナは弟デイポボスの姿で現れ、いっしょなら勝てる、と耳打ちした。 それに励まされたヘクトルは馬車をとめ迎え撃つ。 アキレウス「ヘクトル! パロクロスの仇!!