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パンダは食べちゃいけません
「待つアルネ。プー娘(プーにゃん)を虐めるなんて許さないアルネ」 白黒の服を着た黒髪の獣人の少女が現れた。 竹やりを持ってぶるぶる震えている。 「パン娘(パンにゃん)来ちゃダメクマ!!」 「・・・・・・、君、美味しそうな生物(ナマモノ)つれているね・・・・・」 「ひっ!!たっ、食べちゃダメアル!!」 パンダ娘は、おびえ切った目で子パンダを抱きしめる 「冗談だよ。いくら私でも、獣人やその友達は食べないよ」 クマ娘が放り出した美味しそうなお魚を持ち上げながら言うドワーフ娘。 「それじゃあね。お魚はもらっていくよ。プーにゃんが壊したハチの巣は直しといてあげるから」 ・・・・・・。 「パンにゃん、怖かったクマ~」 「なにアルね。あのドワーフは。人食いオーガーのこどもアルか」 抱きしめ合って泣きじゃくる、獣人の少女達を、子パンダがよしよし、と慰めた。