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メカ少女非破壊検査
メカ少女は軍備用途以外にもごくわずかながら民生品も存在する 民生品の主な用途は衛生メインで、戦地から帰ってきた兵士や開発に携わる研究員の心療用途がメインだ 主に病院に勤務し、力などはほぼなくとも耐久力だけは「本来の用途以外の使用法」が想定されるため使用中の破損を避けるように細心の注意を払い検査が行われる 機械によくある話だが、性能をアピールする為に小型の高性能モデルが作られるのはメカ少女でも同じである 今回開発が完了したのは、コンセプトモデルとしてMGIS(メカ少女製造博覧会)に出展予定のモデルであり、全高は最低でなんと1260ミリである 4Dジャイロの小型化に成功し、脚部680ミリをこの全高に収めたのでボディーパーツの1.5倍の長さを持つすらっとした脚部が特徴的だ しかし工業規格には精緻な取り決めがあり、軍需ではないこのモデルもそれに則って製造されなければならない (軍需品は工業規格の一切が無視できるので非破壊検査は行われない) 脚部の付け根、人間で言うところの股関節の間にある2つのソケットは全長38センチ、直径8センチのプラグまでPinP可能な構造でなければ量産が許されないのだ 物理マージン10センチ弱、それでも非破壊検査で4000回のプラグの抜き差しが行われる メカ少女は一般に破損の可能性が上がると音声による警告を出す構造になっている 「痛い!おなか…裂けちゃうよぉ!」 「おまたが裂けるのぉ!」 苦悶の声にも聞き取れる警告音を発しながら検査に挑むメカ少女 自分の娘よりも小さい見た目の少女が極太のプラグを無理矢理挿入されて叫び声を上げる光景に研究員の脳が破壊される事が多く、彼女たちの職場には兵士と同じくらいメカ少女の開発、検査に携わる研究員がいるのも納得である なお、一通り検査が終わると彼女たちの記憶は安全のためリフレッシュされて出荷になる なんて色々設定書いてきたけどそんな事はいつも通りどうでも良くて 「メカ幼女に極太プラグ」ねじ込むのが目的なのはここに来る皆様なら既知の事実である