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Heart of Oak・堅忍不抜の精神・樫の木の心@アネモネ号 勅任艦長アヴェリン
アヴェリン「カエル野郎が、せいぜい暴れとけ。散々はしゃいだ後、俺たちが始末してやる。徹底的にな!」 「Yor gentlemen!? for the Kingh, for the Majesty, for the scountry, for the nation!」🍸 44門フリゲート艦、アネモネ号の艦長。勅任艦長。 先頃まで64門の戦列艦ゴルゴン号を指揮していたので、フリゲートの艦長の任命は降格かと思われるが、アネモネは新造の最新鋭艦だ。 コンスティチューション等、アメリカのフリゲートを意識し建造された。 艦側は戦列艦並の厚さで主砲は32・24ポンド砲(カロネード砲は数に含まず)。 同型艦ヴァルキリー号に座乗する赤色艦隊大将ボライソー提督の指揮下、西インド諸島の鎮撫へ赴く。 アヴェリンは海軍士官でありながら、陸軍や海兵隊のような赤い軍服を好む。これはラナシス家が陸将を輩出した家柄というのもあるが、彼が士官候補生の頃に仕えた、ドゥーメリク艦長に由来する。 彼は軍服の下にいつも赤いジレを着ていた。それは、万一負傷しても、部下たちに自分が血を流していることを見せないためだった。 アヴェリンもその教えを受け継ぎ、赤い軍服をまとい、率先して前で戦い、傷を負うても将兵を叱咤する覚悟なのだった。