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メギドの炎@宇宙艦隊
(何度目だよ) https://www.aipictors.com/works/474464/ の続き。 みずき「閣下、お待ちしておりました」* 美波「……」 彼女にとっては、いかに怒りを抑える・そらすか、とばっちりを受けないかが命題だった。 総参謀長「よう」 鷹揚に自分の席に座る。 美波「総参謀長、地上攻撃を想定した編成と、行動の概略をまとめました。ご確認ください」 それは降下する艦船やその担当地域をまとめたものだった。 総参謀長「いいね👍 多少の変更はさせてもらうが、概ね問題ない」 美波「ありがとうございます」 総参謀長「ほどなく総司令長官もこられる」 『はっ』 (〜4) 理沙「おまたせました」 美波「総参謀長もご覧の上、御裁可を頂戴した提案書です」 理沙「……これはつまり、アナタたちと総参謀長が決めたことを、ワタシが唯々諾々と承認すればいい、ってことなの?」 『……』 総参謀長「そうだよ。俺が決めた。 JJJJJはもやや世界の敵だ。 こんな未来になるのを知ってたら、千畝だってJJ公を助けなかっただろうよ」 理沙「…そういう議論はできません」 総参謀長「そうだな。 いずれにせよ、総司令長官閣下には、これを覆す、実行させない権限はあります。 なんなら、わたくしを解任できます。その上でご自由に」 理沙「かまいません。このまま計画を実行します」 (〜8) 美波「……」(9) 10枚目〜: 美波が提案し総参謀長が修正した通りの攻撃が実施された。 まず、TTT陸軍やその支援ために進撃した帝国ヨーロッパ諸国陸軍らが後退したのち、降下した母艦より各種艦載機がイキったJJJJJの機甲部隊を攻撃する。 援護としての制空権確保には、帝国海軍の海上部隊が地中海東部・紅海・ペルシア湾に展開する。 ついで、戦艦と重巡洋艦による、ほぼ無差別の攻撃が行われた。 美波「なぜ、宇宙港や宇宙軍の基地・造船所などの施設を攻撃から外されたのですか?」 総参謀長「あいつらにガッツがあれば、宇宙軍を再建・再編するかもしれない。堂々と艦隊戦をしたいじゃないか?」 美波「……」 *将官であれば誰でも閣下だが、みずきが単に「閣下」というのは総参謀長のこと。