1 / 2
メカ少女アップデート中
アップデートは彼女たちの性能を引き出すのに役立つが、アップデート中が最もセキュリティの脆弱性を狙われるタイミングであるため、様々な対策が施されてきた 最初の画像は最新式の機体であり、旧式からの躯体の両脚部の間、そこの最深部に位置するソケットを介してアップデートを行う仕様は共通ながら、量子乱数を用いたパスワードによるセーフティーモードへの移行をきっかけにアップデートソケットは最深部から躯体の外に露出し、初めてコネクトが可能になる これによりセキュリティの強化とアップデートケーブルの本数を減らす課題を両方達成している 万が一アップデート中に悪意ある外部からのコードの書き換えが行われた場合でも、セーフティーモードは解除されないため、表情を含め一切の物理的な動作は行われない 二枚目の画像は旧式の機体であり、数十のパラレルケーブルをアップデートソケットに接続する方式である 秒速32エクサビットと言う圧倒的な通信速度で数十のケーブルの内任意の4本からリアルコーデックを、残りからダミーコーデックを秒間8000億回任意の4本を切り替えながら書き込む力技でアップデートを行う 実際この「力技アップデート」もセキュリティが破られた事は無かったのだが、1回のアップデートに48EFLOPS相当の計算機を15秒も独占する(富岳クラスの計算機を12台15秒間独占するのに等しい)のは流石に予算に折り合いがつかず、新型は「アップデートに失敗したら動かないことでセキュリティとする」防御型のギミックに変えられた とか言う設定はこの際わりとどうでも良くて、単に 「ロボット少女をケーブルで緊縛する」画像を作りたかっただけです。まる。