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美波:メディーック!
家の近所の小学校で倒れる。 (投票日・投票所) すでに通報されていた救急車より、治安維持部隊の資格&用具を備えたチームの方が到着は早かった。 GAFAMの社員としては土日祝日GWお盆年末年始会社カレンダーの休日だが、一部(てか2/3以上)は内閣安全保障局+治安介入部隊で、これに関しては365日24時間営業なのだ。 新宿ブランチ=新宿小隊においては、管理職の中でもトップの課長=小隊長がSix、以下five、fourが指揮官権限を有する(権限を持って一時的に平ヒラ隊員に移譲することも可能)。 土日祝など+会社カレンダー休みを含め、指揮官が1人は、少なくとも日中に在籍するのがルールだ。 今日(7/7日曜)は先輩=Sixの当番だった。 美波「7/7ですね、七夕ですよ。どこかお祭り行くんですか?」 先輩「俺は七夕祭りつーと8月なんだよな」 美波「あー、仙台ですか? それとも阿佐ヶ谷ですか?」 昼過ぎ、まだ投票をしていないという美波を、公用車(ハンヴィー)で投票所まで送る。帰りついでに先輩自身も。 迷惑な車なのでコインパークに止められず、先輩(+りっか)の住宅の敷地に止める。 そこから小学校体育館の投票所まで片道3分ていどなのに、15分以上も先輩が戻らない。 美波はOS2とアクエリアスを持って走り出した。 美波「ドク! また先輩が倒れました。たぶん熱中症です」 美波「あと、また女の子になって可愛いんです。ちゅーしちゃっていいですか? オクサマにバレて怒られませんか!?」 お前も熱中症だろ。 いやー……前日のニュースとかで「身の危険」というだけの暑さだねー。