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女王と佞臣(の真似)

中年の貴族が、若き女王の前で、跪いている。 彼は、不敵な笑みを浮かべながら言う。 「くくく、陛下。アーゼリンの動向は、わが娘、シルビアを通して把握しておりますゆえ、心配ございません」 「公爵、シルビアがそなたの言うことを聞くのか?そもそも、シルビアはアーゼリンの娘でもあろうが」 「くくく、私は娘のことをよく知っておりますれば」 「公爵、目をそらすな」 「くくく、これは失敬……」 「公爵……、どこを見ている……」 「くくく」 「……、だれか、この痴れ物を放り出せ!!」 「くくく、わたくしめにお任せください」 「あっ、こら、自分で窓から飛び出るな!!」 「くくく、ではごきげんよう。陛下」 ・・・・・・ 「まったく困った叔父上だ。あれで、わが国最強の騎士だとはな」 若き女王は、ため息をつきながら王座に座りなおした。

さかいきしお

コメント (3)

Kinnoya
2024年10月02日 13時51分
binbin yea

うちのも窓から飛び出しそうな勢いっす!

2023年11月07日 14時11分

さかいきしお

2023年11月07日 14時22分

bonkotu3
2023年11月06日 14時52分

さかいきしお

2023年11月06日 15時07分

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