ボクを甘く見てたでしょ?残念でした!それじゃ、いただきまーす!
可愛らしいスライムがニコニコ笑顔を向けてくれたので、 敵意はないものだと思って何の警戒もせずに近寄って声をかけてみた。 それがいけなかった。 スライムは地中から触手を伸ばして僕の手足をあっという間に拘束した。 ここのところ友好的なスライムとの接触が多かったというのもあり、 完全に絡め取られるまで何が起きたのが全く理解できなかった。 こうなってしまった以上武器も手に取れない。 考えているうちに、少しずつ触手から溶解液が分泌されて服が溶かされていく。 初めて恐怖で背筋が凍った。 僕はここまでなのか…