あの、あんまり私を見ないでください…
誘ってるかのような悩ましい格好で吊るされている女の子がいた。 これは絶景だな。 女の子は恥ずかしそうにしながら、 俺に見ないでほしいと涙目で懇願している。 その姿のなんとそそられることか。 いかんいかん。 夢のような光景に我を忘れるところだった。 しかし、こんな風にお仕置きされるなんて、 エルフあたりによほど嫌われるようなことをしたようだな。 …待てよ。 もしかして、彼女は犯罪者で見せしめにされているのか? そんな彼女を素直に下ろしたら、エルフ(?)に怒られるのは俺ではなかろうか? よし、彼女に原因を聞こう。 返答次第では俺もお仕置きをしないといけないな。 へへ、ちょっと楽しくなってきたぞ。 「うちのメイドさんを視姦していいのは僕だけだ」 その声の主を確認する前に俺の意識は途絶えた。