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最高の移動手段
「はい、もしもし? 非常呼集!! はい。 いま、品川です! 」 ブロント少尉は、スマホを切ると、真面目な顔で時計をみる。 「五時半ね。走っても間に合わないわね」 一瞬沈んだ少尉の顔だが、次の瞬間に輝いた。 「そうだわ。日本には、世界一正確で信頼できる移動手段があったわ!!」 ………… 「次は~、秋葉原~」 (へっ、変ね。混んでいるのに、わたしの回りだけ? あっ、も、もしかして) 思い当たったブロント少尉は立ち上がる 「皆さん、汗くさい格好ですいません」 そして、少し恥ずかしげに頭を下げるのだった (違う!!そうじゃない!!) 満員電車の中で、ブルマ姿の美少女に近寄る勇気を持たない紳士たちの、心が一つになった瞬間だった