死の舞踏の鎮魂歌(Danse Macabre Requiem)
リリスが、かなり激しい歌を歌うようです。 https://suno.com/song/c536c3a9-e63e-4711-aaa4-6695703dc1c7?sh=3Tx8CSbi5uThelzN ------------------------------------------------------------------------------------------ 「それでおっさん、何の用だよ」 リリスは、カウンター越しに怪盗(変態)神父に話しかける。 怪盗変態神父が店に入ってきて、変装をすぐに見破ることができず、チャーリにおちょくられたので、 リリスの機嫌はかなり悪い。 「そういえば、そろそろあたいの番だったか。何かあったか?」 王都で活動するフリーのプリーストたちが、共通墓所などでアンデッドの対峙と予防を、輪番実施している件だ 一応冒険者の店からの依頼の形になっている。 「うむ、墓場の主がごね始めた。それが、ファラリア(暗黒神)の祈りが恐ろしいだとよ」 チャーリーは言いにくそうに首を振る。 「んだそりゃ。亡霊おくるのにゃ、御宗旨は関係ねーぞ」 リリスは不満げに声を荒げる。 「どうやらファリア(至高神)辺りに吹き込まれたんだろう。ダークプリーストは死者をアンデットにして操ると」 「・・・・・・、やれやれ、面倒だぜ」 リリスはそれを聞いて、ダークプリーストとイビルプリーストの違いを講釈しそうになったが、言葉を飲み込んだ。 「大丈夫、ファラリアの祈りは使わないと言っておいた」 そこでチャーリーは意味深な笑顔を浮かべる。 「鎮魂に御宗旨はかんけいないだろ」 その日の夜、リリスは、リュートを携え、うらびれた墓場に足を踏み入れる。 そして、リュートをかき鳴らして激しい曲調の・・・・・・、レクイエムらしかった。 亡者を揺り起こす、狂おしく歌が奏でられて、段々と舞踏が激しくなって そして・・・・・・ 終焉のフレーズと共に、墓地に朝日が差し込んだ、 『死の舞踏の鎮魂歌(Danse Macabre Requiem)』 I. 狂乱の幕開け 闇は哭き、鐘は鳴る 骨の踊りが始まる夜 嗤え、叫べ、今こそ踊れ 冥府の風が吹き荒れる 嗚呼、罪に酔いしれた魂よ 咎を背負いし彷徨う影よ 震えよ、砕けよ、灰となれ 終焉の刻は訪れぬ II. 嘆きの絶唱 紅き月、滲む嘆き 血潮に濡れた亡者の声 絶え間なく揺れる影 行き場をなくした孤独の群れ だが聴け、裁きの音 天は怒り、雷が鳴る この詩が導くは冥府の門 彷徨うことは許されぬ III. 疾走する鎮魂の嵐 響け、轟け、雷の声よ 砕け、崩れ、骸の舞よ 鳴り響く鎖の音に お前たちは何を想うか? 叫べ、哭け、命を返せ 荒れ狂う風に身を委ねよ 踊れ、舞え、黄泉へ堕ちろ 今こそ終焉の時が来た IV. 静寂の昇天 さあ、眠れ、風に還れ 魂の鎖は解かれたり 天へ昇る光の中で 安息の地へと導かれよ 静かなる夜が訪れる 狂気の舞踏は終わりぬ 白き霧の中へ消えゆき 今こそ眠れ、安らかにかくなら日