夜襲
西部方面領域 中部区域 エランクール地方 中部守備部隊 風の無い流星群の夜 奇襲による夜間戦闘 シャルシア(VK) 「昼も夜も物量作戦による侵攻。倒しても倒しても敵の数が多過ぎてキリがない。圧倒的な戦力差を見せつけられている… けど、戦わなければやられるだけ…」 ランティル(BW) 「無駄口を叩いている暇は無い。敵は容赦無く襲い掛かって来る。我々に出来る事は敵の侵略に屈しない、それだけだ」 シャルシア(VK) 「もちろん分かってる。立ち止まってなんかいられない。降り懸かる火の粉は払うだけ。次のターゲットを捕捉する」 シャルシア(VK)能力 近距離攻撃 S 中距離攻撃 B 遠距離攻撃 C 守備力 C 速度 A エランクール地方の中部守備部隊に配属されている第703中隊に所属する『ヴェルシア』の姉妹機。シャルシアはヴェルシア型の二型機になる。シャルシア自身は中部守備部隊の第705中隊に所属している。シャルシアは初型機であるヴェルシアの近距離戦が不得意であるという欠点が改良されており、ショートレンジでの戦闘にも長けている。さらに、その特徴を活かし戦闘力を高めるため近距離用の強力なハンドキャノンである『エクレールエノルム』が支給されている。シャルシアが愛用するのは、シャルシアが扱い易いように細かくカスタムされた『エクレールエノルム Mark.XIX シャルシアカスタム』である。シャルシアカスタムにはグリップ部分に白猫のシンボルマークが彫り込まれている。補足としてヴェルシア型には二型機のシャルシア以外にも三型機のファルシアが存在する。 『エクレールエノルム』 ・・・ 強力なエレクトリックレールハンドキャノン。ヴァルキリーが行なう近距離戦において戦闘を有利に進めるため、取り回しが容易で命中精度が高く破壊力のあるハンドガンが求められた。そこで、それらの要求を全て満たすために開発されたのがエクレールエノルムである。エクレールエノルムはそれらの要求を全て満たすだけではなく、全ての面で既存のハンドガンの性能を凌駕していた。そのため、強力なハンドガンの代名詞になり、その破壊力からハンドキャノンの異称を与えられている。 『姉妹機』 ・・・ ヴァルキリーの製造過程において、同型機が製造される事は珍しく無く、ヴァルキリーには多数の姉妹機が存在する。同型機の製造については同時に複数機製造する場合と、しばらくの期間初型機を戦闘に参加させて、その戦闘活動によるパフォーマンスデータを収集し、そのデータをフィードバックしてより良い機体を製造する場合がある。シャルシアは後者による製造方法によって製造されたヴァルキリーであり、ヴェルシアの改良型と言って差し支えない。そして、姉妹機のメリットとして相手が自分自身に近い能力である事を理解している事から互いの戦闘パフォーマンスを大まかに把握しており、戦闘行動において連携を有利に進められるというのがある。しかし、デメリットとして良く似たパフォーマンスであるが故に同じような戦闘行動と連携に陥りがちになるというのがある。要は各機体の思考や行動速度が近しいため戦闘パターンが一律化して単純な戦術になってしまい、敵に行動を予測され易くなってしまうのである。さらに、姉妹機は戦闘レンジが似通っている場合が多く、多彩なレンジによる作戦行動が組みにくく戦術的に不利に働いてしまうのである。それらを避けるため、姉妹機は別部隊に配属される場合が多い。勿論、例外も存在する。高性能な姉妹機による綿密な連携攻撃が強力な武器となるのは明白であり、姉妹機が同じ部隊に配属される例も少なからずある。また、貧弱な生産能力である人類側のヴァルキリーは少数精鋭であるが、圧倒的な生産能力を誇る反人類側のリリスは姉妹機(量産型)が数百万機レベルで存在する。 ランティル(BW)能力 近距離攻撃 C 中距離攻撃 B 遠距離攻撃 A 守備力 B 速度 B 高性能で強力なレーザー兵器を搭載するビハインドウェポン。高性能なレーダーも装備しており、敵を瞬時に探知捕捉してレーザーで破壊する。