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フロリアン王女の帰参と参戦@やっべー人がキタ
殺し・殺戮の達人王女。 https://www.aipictors.com/works/340488/ 続き。 帰参したフロリアンは兵に半日の休息を与え、その間に召集できるルロア兵を編成し北進した(兄=アヴェリンの軍との合流ではなく、やや東から北進してロブリシュ軍の側面を襲い、ヴィルア軍への圧力を削がせることを狙った)。 1〜3枚目:フロリアン「殺せ! 一兵たりとも生き逃すな!」 めっちゃキレてる。 (時系列はすこし戻り) 4枚目:ルロアに帰参*し大公妃(姉上=従兄妻だけど)との謁見の前に控え室にて。 この窮状に自分がおらず、申し開きようがないことを悔いて、久しく神に祈る(もともとアヴェリンの司令・指揮による派遣なんだけどな…)。 5枚目:フロリアン「敵将はもちろんだが、兵すら逃すな……」 6枚目:戦い、殺しまくりながら、大軍旗が倒れたのを横目に見た。 フロリアンはいち早くその場に向かい、立ちはだかる敵を切り捨て、軍旗に駆けつける。 周囲の敵兵も切り殺し、さっきまで大軍旗の旗を掲げていた、いまは倒れて竿を握るだけの軍旗護衛兵のそばに寄る。 フロリアン「あなたは栄えある大軍旗を守り通しました。大儀でございます、ありがとう」 「あぁ……ヴァルキリー……?」 フロリアン「アルオノスの王女、アキシミナーのイデュイア侯子、アヴェエリン・ラナシス様の妹です。あなたが守り通したこの旗は決して倒れませんっ!」 「姫将軍……申し訳ございませんが、軍旗をおまかせします……」 フロリアン「すばらしき勇者です。この戦いぶりは必ずや戦史に残るでしょう」 立ち上がって側を掲げながら、周囲の軍旗護衛中隊の兵も称賛する。 フロリアン「軍旗護衛中隊! 旗のもとに集まれ! 進むぞ!!😠」 兵士「ウーァー!」 兄上の旗は決して倒れない(そして、汚れるほどに美しい)。 7枚目:フロリアン「邪魔だぁ!」 9枚目:フロリアン「この方面は、もはや掃討戦ですね。有用な情報でももっていない限り、将とて生かす必要はありません」 10枚目:フロリアン「オリバー! ミア! あいつを殺せ!!」 11・12枚目:フロリアン「このまま戦列を押し出しましょう。我が強兵で一気に片付けます」 実際、アヴェリンの傭兵団は度重なる戦で練度は有数なものだった。また、新たに編成したルロア大公領の兵にも最新の装備を与え、短期間とは言えリジューヌらによる銃兵としての訓練を施されている。 *フロリアン王女は(チート武勇は別に)指揮・統制・用兵の手腕や従妹という立場から、誰しもがアヴェリン軍の副将として見なしていた。 アヴェリンが王家の要請で北征する前に、法王よりオルデシア王国が軍勢を出して侵犯したとの報と受けた。法王領北部のメラニア公爵が迎え撃つが、それを援けて欲しいとの要請が入る(王家・王国を介さず直接)。 家中*での合議の結果、聖職にあるフロリアンを派遣することに決定した。 また、派遣する軍はクルシウス地方(いわゆる法王領)の諸侯でもある傭兵隊長を中心としたとした(パトリック・リジューヌは重鎮なので残留)。 出陣したフロリアンはクルシウスに軍を向けず、直接オルデシアの本国に迫る選択をした。結果、クルシウスにむかったオルデシア軍は退却し、メラニア公軍や法王の要請で参軍したヴィトーナ共和国軍の追撃で大惨敗する。 もちろん、逃げ帰る進路上はフロリアンの軍勢が待ち構えていた。 これは孫臏の馬陵の戦いと並び、その後のロブリシュとの戦いも含めて後世でも称された。 *家中=イデュイアの者たちとフロリアン、フィリアン王女。