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ミリア・クローブル@アヴェリンの側近
アヴェリンがスキャンダルで国を出て、隣国の大国ヴィルアで傭兵隊長となったことは、すぐに伝わった。 名家で兄が王女のダンナとなる兄を持ち、近衛騎士団でもある幼馴染のレストスは、近衛や王都の子弟を募り参加した。 同じく幼馴染であるピートン・クローブルも参戦したかったが、家の事情があった。 侯爵家ではあるが、アヴェリンの家のように広大な領地はない。だが、王都近辺の守護と拠点となる城塞を預けれれる由緒ある家だ。 当代侯爵は病弱で、騎士叙任されたピートンと親族がその任務を代行している。 そんな事情で、ピートンは楽しそうなアヴェリン傭兵団に参加できなかった。 ミリア:「私がいきます!」 妹で騎士を自称するミリアは、家中の子弟と王都のアヴェリン・ピートン・レストルの友人らを連れて馳せ参じる。 傭兵団では側近として扱われ、またフロリアンに同行することが多い。