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よかった、かわいそうなマッチうりのおんなのこはいなかったのですね
*1枚目だけが作品です。2枚目以降は途中経過です* デンマーク語の勉強のためにアンデルセンの童話集の原著を読むことになったお姫さま、目次を読んで「マッチ売りの少女」というタイトルに自分と同じ年代の女の子の話だろうかと思いそこを開いて読んで、寒さの中マッチをすって幻影を見ては幻影を見て、最後には凍死してしまう少女の話を読んで顔が青ざめた。 「じいや、しょみんのくらしとはこんなにもまずしいものなのですか?」 先にこの本に目をとおしておいたじいやは用意していた答えを述べた。 「姫さま、この本はすべて作り話にございます。そのように可哀想な者は本当はおりませんよ」 じいやが笑顔でそう言うと、姫さまはため息をついたあと、満面の笑みを浮かべながら涙をこぼしてこう言った。 「よかった、かわいそうなマッチうりのおんなのこはいなかったのですね」 じいやは、本当のことを教えるのは何年後くらいがよいのだろうかと一瞬考えたが、姫さまの成長しだいだから考えても分からないとすぐに思った。そして無邪気な顔で涙をぬぐう姫さまを優しい眼で見つめた。 このテキストを見てくださっているということは、サムネイルだけじゃなくてイラストを見ようと思ってくださいましたね。更にキャプションもかなり読んでくださいましたね。ありがとうございます。 nijijourney→加筆→ローカルi2i(モデル:ChromaFT_v3 UI:ComfyUI)→加筆です。 今回はベタですが泣きながら笑顔を浮かべている女の子のイラストを作りたいと思い、まずはnijijourneyをくるくる回してそんな感じのよさげなイラストを作りました。それが4枚目です。プロンプトで涙を流すよう指示をして、泣いているようなイラストもできましたが……足りない! 涙が圧倒的に足らない! なので、結局涙を加筆しました。それと、服の色と椅子の色が近すぎてセルフi2i時に服と椅子がとけあってしまうので、服を白色で囲って明確に服の範囲をAIに伝えることにしました。また、nijijourneyの服の塗りがのっぺりしすぎているので、CLIP STUDIOの筆ブラシを使って灰色と白で粗い塗りを追加しました。筆ブラシはのっぺり塗るのではなくドット単位でむらがある塗りをしてくれるので、AIにディティール追加をお願いしたいときには重宝します。あと、同系統の色ばっかなんで差し色に青を入れるべくサファイアを王冠と胸に追加し、足の色が変なので肌だとAIが解釈してくれないので、元イラストをなぞりつつ肌色を塗りました。手はムチャクチャなので完全に手描きしました。そうやってできあがったのが3枚目(nijijourney作品に加筆したもの)です。 これをChromaFT_v3でセルフi2iしまくってできたのが2枚目で、もう既に作品として充分な感じもしましたが、やはり私好みにしたかったのでバリバリとPhotoshopとCLIP STUDIで色味調整と加筆をして、1枚目の作品を完成させました。いつもは頬に明るい点を置いてぷに感を増すのですが、今回は涙が目立たなくなる原因になりそうなのでやめておきました。それと、ChromaFT_v3が作ってくれた目(睫毛的なもの)の色が薄かったのでこのイラストの中で一番濃くなるように色味修正しています。かわゆい女の子のイラストは基本的に目が一番目立つのが正解だと個人的には思っています。 もう上位狙いをするのはやめようと思います。素敵だと思ったイラストにしかいいねはしません。私のイラストにいいねをしてくださったかたの作品はなるべく見に行こうと思いますが、22時くらいに見に行くので、あまり深夜に投稿された作品にはいいねできません。