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神の右の玉座
彼女が「愛の力」に目覚めてこの国の救世主となってから512年が経つ。偶像崇拝が禁じられたこの国で唯一の神像の右手側にある玉座に彼女は日々座っている。彼女の教えは「ラブ&ピース」がモットーであり、彼女の教えのシンボルはハートマークである。でもそれは厳粛なものではなく普段づかいしていいもので、国民に親しまれている。 *1枚目だけが作品です。2枚目以降は途中経過です* ローカル生成です。AIイラスト作成時およびセルフi2i時にはComfyUIを用いています。とっつきにくいですが動作が軽く速くA1111よりも低スペックPCに優しいです。 6枚目がChromaFT_v3を回しまくって小さいサイズで100枚作ってもらったイラストのうち一番構図がよかったもので、ハート形を加筆で整えたのが5枚目で、それを3倍に拡大しながらChromaFT_v3でセルフi2iしまくって一番よかったのが4枚目で、それをCLIP STUDIOで加筆して、Photoshopで色味調整をしたのが3枚目です。玉座のハートがチープなので宝石っぽくなるよう加筆をしました。プロンプトに(jewelry:1.4)を追加してdenoise=0.2で回して玉座のハートが一番宝石っぽくなったのが2枚目で、それをPhotoshopとCLIP STUDIOで仕上げたのが1枚目です。 ちなみにタイトルに「玉座」をつけたのは、ハート型の椅子ってのと今回AIが仕上げてきたもので最も加筆が必要だったのが椅子だったからです。4枚目でAIが仕上げてきた椅子があまりにもチープだったのでそれをどうするかに力が入っています。 誰が喜ぶんだよそんなとこ頑張って! ってお思いになるかもしれませんが、誰よりも私が喜んでおります。 なお、このイラストの作成開始は「パステル・プリンセス」投稿直後からで、ステーキ虎とかサクッと作ったし、星を見る犬も数時間の作業でした。このイラストは数日かけて仕事の隙間時間に改善点を少しずつ見つけては直し直ししたもので、iPadにdropbox経由で転送して拡大しながらチェックしてPCで丹念に加筆していったものです。AIが作ってくれたハートの形をCLIP STUDIOで少しずつ整える作業とかめっちゃ楽しいんですよ。AIと協力して作品を作っている実感があります。眼にハート型を描きこんでいく作業の楽しさとかは非AIの絵師さんたちの楽しみを垣間見る思いです。 前回の「パステル・プリンセス」以降Photoshopのテクニックがかなり上がりました。できること増えるの楽しいです。自分が成長していく実感があります。とはいえこういう苦労話は作品としての出来に無関係だと思います。評価はあくまで作品単体でなされるべきだと思います。 「神の右」という言葉はラノベなどでも使われるようですが、キリスト教で天国においてYHWHの右手側にキリストがいるという設定があるようなので借りてきました。西洋絵画で天国と地獄がYHWHと同時に描かれるとき、YHWHの右手側に天国があり、左手側に地獄があるのが定石になっているようです。