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音色だけで繋がる2人
男にはバイオリンの音色しか無かった。他の全てに恵まれない男は、奏でるバイオリンの音色のみが、誰にも出せないほどに美しく力強かった。 女はバイオリンの音色にしか興味がなかった。バイオリンに取り憑く魔性であるがゆえに、他の一切のことよりも、自分を使って素晴らしい音色を奏でられるかが重要だった。 孤独なまま死んだとされる天才バイオリニストと、彼のバイオリンに取り付いた女の愛の物語。 数多の持ち主を破滅に追いやった魔性の名器の、知られざる浪漫。 お題バイオリンで、純愛ものを作るぞー(変なテンション) ↓↓↓ じゅん・・・あい?(正気に戻った) ↓↓↓ 私はなぜこんなことを・・・・ 男性側の容姿とか女性側を人外にしたりとか、だいぶひねくれた感じだな、とは思います。