1 / 14
マヴァール年代記もどき@幕僚たち:みずき・花佳・あすか
ドラゴシュの挙兵。 竜牙公国の猛将ドラゴシュが主人である国公を弑し、その座を奪う。 カルマーンの民心を安んじよ、との命に背き、簒奪後の数日で先の国公エンドレに仕えていた旧臣数十名と領民二千を虐殺して退けた。 そして、ついにカルマーンを専横者・簒奪者として非難する檄を発し軍を出した。 1〜4:ラクスタ@みずき この獰猛で貪欲な将軍に、主人である竜牙公を排除する計略を提案したのはラクスタであった。 自分の提案により乱を招いたことに責務を感じていた。 しばらく後に知ったヴェンツェル@アヴェリンは「まずいなぁ」と思ったのである。構想そのものは間違ってないが、同時にドラゴシュを封じるか排除す手も打つべきなのだ。この時、カルマーンのそばにいれば、と後悔した(5)。 みずき「一軍をお授けください。この身を賭してでも、解き放ってしまった野獣を討伐いたします」 アヴェリン「ラクスタ卿、それは許されん。もし万一、諸将や俺までが倒れた時、大公殿下を守るのはは貴卿とリドワーンだけだ」 カルマーン先輩「その通り。俺のそば近くにあれ」 みずき「はいっ😂」 リドワーン理沙「ご期待いただいて何だが、私はドラゴシュを討伐したい。ラクスタ殿の言う通り野獣の退治でしょう。お任せあれ」(6) カルマーン「やってくれるか?」 7〜10枚目:アンジェリナ姫@花佳 アンジェリナ「面白そうですね。リドワーンどの、ご一緒させてください。兄上、いいですよねっ?🤗」 彼女はヴェンツェル@アヴェリンの妹姫で、その美貌より武勇を知られていた。 アヴェリンと先輩は顔を見合わせ、やがて首を振った。 アヴェリン「よかろう。だが、くれぐれも注意せよ。突進や深追いはするな」 先輩「リドワーンの指示に従うよう」 アヴェリン「だが、出征にあたり、面倒ごとがある」彼はカルマーンの耳元で密かに言う。 先輩「宮中のことだな?」 アヴェリン「そうだ。この戦の前だが、幕僚の何人かを借りる。そして血が流れるだろう」 先輩「構わんよ。任せる」 11〜14:ヴォーダ@あすか ヴォーダ将軍は、すでにアヴェリンの命令を受けて動いていた。 カルマーンの兄であるヴェーラの子ルセト大公と母エルセベート(兄嫁)の身柄を抑え、幽閉した。 これには自己の兵団ではなく帝国の新衛兵・近衛兵を率いた。つまり、カルマーンの私戦ではなく、帝国の法に基づくものだ、ということをアピールしたのだ。