会社の後輩ちゃん②

結論から言えば、社内プレゼンは失敗に終わった。 しゅんとしている後輩ちゃんを元気づける意味もあって、二人で残念会を開くことにした。 が、後輩ちゃんの酒の進むペースが速い速い。 「あの部長～、ぜんぜんわかってない！先輩がどれだけ苦労してきょうのためにがんばってきたのか！」 完全に出来上がったのか、顔を真っ赤にしながら、彼女が上司の不満を爆発させる。 まぁまぁ…となだめているものの、彼女は止まらない。 「らいらい、あのぶちょ～、しぇんぱいにおいつかれそうだからってわじゃとじゃましてるにちがいないです！」 酔いが回って、舌がまともに回ってない…。 だけど、そんな彼女もまたかわいいもんだなぁと思っていると、 「ちょっと、しぇんぱい！きぃてるんですかぁ～？」 体をずいってこちらに寄せてくる。 その拍子に、スーツの上着がはだけ、また、前のめりになったせいで彼女の谷間が否応がにも視界に入る。 幼さの残る後輩ちゃんも立派な女性であることを意識せざるを得なくなり、自分の体温が急激に上がるのを感じる。 （い、いかん！上司たるもの、部下に劣情を抱くわけには…！）