ウンダバー_の へんないきものずかん!
「モヌケノカラセオイムシ」 体長1.5mm~3.0mmで干潟や海沿いの岩場に生息し 泥中や岩の表面に繁殖する菌類を捕食する。 体長の半分を占める鮮やかな殻は個体によって 色や光沢、模様が異なる。 特に青色で殻尾の内殻に埋没物のある殻を持つ個体は希少であり市場価値が非常に高いといわれている。 通常、この形態で拾えるものは抜け殻であり 「宝と思って拾ってみれば物(モ)抜けの空(カラ)よ」 という有名なセリフのうまれるもととなった。 空気が湿り気を帯びる時期になると繁殖期となり 湿気を帯びた膨張した体節がこすれ合い独特な音を出す。 ギシリ、ギシリ、と湿った生木同士の触れ合うような音は 物事がうまくはこばず雰囲気の悪くなる様を表す 「ギスり」の語源ともなった。 脱皮したての成虫は食用に適し、味はカニに似て美味という。