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モノガタリのキセキ

2023-11-03 08:26:57

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2023-11-03 08:26:57

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9

対象年齢:全年齢

「この俺が…負ける…だと…!?」 「この通りだ。力のみでは剣は斧と変わらない。 魔王よ、研ぎ澄ませ。そして迷うな。お前は間違ってはいない。お前はお前の道を突き進めばいい」 圧倒的な力を持つ敵の勇者を、彼女は無傷で捌き切ってみせた。 …彼女は強いが、それだけではない。その迷いなき剣は暴力を上回ったんだ。 『仕方ありません…私がより大きな力を与えましょう』 しかし、それも限界があった。 女神が突如戦場に現れ、敵の勇者に力を与えると更に能力は跳ね上がり、俺と二人がかりでも押し負けるほどのものとなった。 「なぁ先生、降参してくれよ!アンタは出鱈目なくらい強い!だから傷つけちまうかもしれねぇ。もし先生が降参してくれたらその間男のことはなんとかしてやるからさ、な?」 「お前のような男など山ほど見てきた。嘘で塗り固めた笑顔、嘘で積み上げた言葉。 …お前の後ろにいる女神とよほど相性がいいのが分かる。どちらも嘘つきだ」 どれほどの強敵であっても決して怯まない姿。美しい君は、どんな状況にあっても変わらない。 …今の俺には、あまりにも眩しすぎる。 「魔王よ、引け。時間は稼ぐ。今は足りずとも、お前には切札がある。 これは敗北ではない。今を犠牲にすれば未来も犠牲になる」 「それは…!」 「いいから引け。私はお前の剣として最期まで戦えるのだ。私の心残りは、もうない」 彼女はそういって微笑むと勇者と向き合う。 俺が逃げ切るまで、命をかけて食い止めるために。それはーーーーー 「心残り…いや、まさか…!?」 違和感はあった。しかし、ようやく確信した。お前は変わっていないという言葉はまさに言葉通りでありーーーーー 「記憶が…戻ったのか…?」 「戻ったというより、一つになったいったほうがいい。魔族として転生した私も、人間であった頃の私も、どちらも私だ。 お前の剣として最期まで戦うのが私の心残りだった。私の願った結末がここにある。そう、ここが私の死に場所だ。 …勇者、お前は生きてくれ。お前は、私にとっては真の勇者だった。」 最後に微笑むと彼女は敵の勇者と、女神に立ち向かう。 強大な力を持つ相手に、彼女は一歩も引かない。 自ら死地と定めた彼女の力は生前すら上回るものとなった。しかし、それでも徐々に押し返される。 絶対的な力の差が、そこにある。 「俺は…」 ここで逃げたらすべて意味がなくなる。俺の人生は、彼女という存在が中心にある。それは今でも変わらない。 「俺は…!!」 一歩踏み出す。 心臓が焼けるように熱くなる。 内側から熱いものがこみあげてくる。 「お前がいないと、意味がない!!」 内から溢れ出る力を解き放ち、俺は叫ぶ。 俺は------ というわけで記憶と取り戻した黒い剣士ちゃんです。 前回のモノガタリでもまるで過去を知っているから確信を持っていたような言動をしていました。お前は何も変わっていないって、勇者であった頃を知らないと言えませんから。 正確には魔族として転生した頃の意識と人間だった頃の意識が融合したみたいな感じですが、元は自分でも生まれも成り立ちも違えば別人なので本来は反発してどちらかの自我が消えるか精神崩壊します。ただし彼女は一貫して大切な人の為に剣を振るう道を選び続けていたので奇跡的に融合し、復活しました。 生まれ変わっても貴方を愛するみたいな誓いがありますが、彼女はまさにそれを体現したと言えるでしょう。 今回のタイトルのキセキは奇跡と軌跡、二つをかけてます。 次のモノガタリでストーリーとしては一応最後です。続きがあるとしても余談ですね。 結構端折ってるので敵の勇者が意味不明な男になってますが、それを書くにはキャプションでは長いので…。

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ー零ー
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