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夕暮れの図書室

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2023年06月14日 16時34分
対象年齢:全年齢
スタイル:イラスト
デイリー入賞 68
参加お題:

夕暮れの図書室で、一人本を読んでいる見知った少女の顔。 彼女は確かクラスメイトの――。 「……あ」 「……ん?」 不意に視線が合うと、その少女は小さく声を漏らした。 そして次の瞬間には顔を真っ赤にして俯いてしまった。 「えっと……ごめんね?邪魔しちゃったかな?」 そう言うと、少女はぶんぶんと首を横に振る。 「べっ別にそんなことないよ!ただちょっとびっくりして……」 あたふたしながら答える彼女に、僕は少し笑みを浮かべた。 すると彼女もほっとしたように笑顔になる。 「あの、私の名前覚えてるかな?」 「うん、同じクラスの天音さんだよね」 僕の言葉に嬉しそうな表情を見せる天音さん。 なんだかすごく喜んでるみたいだけど……。 「それで……天音さんは何をしてるの?」 僕の質問に、天音さんはまた恥ずかしげな様子を見せた後、ぽつぽつと話し始めた。 「私はいつもここで読書をしてるんだ。ほら、ここって静かだし落ち着いて読めるから好きなの」 確かにこの図書室はとても静かだった。 本のページをめくる音すら聞こえるくらいだ。 「それに……ここは私のお気に入りの場所だから」 天音さんの口元が僅かに緩む。 それはまるで何か大切なものを見るような優しい目つきだった。 ※AIのべりすとにて作成

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