1 / 8
高尚な交渉
交渉は成立し、歴史的な条約の調印が行われた 華やかな調印式の場にはいなくても、ここに至る交渉の過程には事務官レベルの複雑な折衝が行われており、 その折衝の席には優秀な通訳の存在が欠かすことはできない 22世紀では、通訳専門のアンドロイドの存在も珍しいことではなく、彼女もそんな通訳の一人であった 高層階の会場で行われることが多い交渉を終え、ほっと一息つきながら会場の窓から外を眺めることが彼女の楽しみになっていた 「見ろ!人がゴミのようだ!!」 Y「ちょっと、ちょっと… 最後の台詞は何なんですか!?」 主「いや… 何かこんな感じのことを言いそうだなと思って…」 Y「YUMEのイメージが崩れちゃうじゃないですか! YUME、そんなこと言いません!」 主「イメージって… そもそもYUMEは優秀なイメージがないだろう…」 Y「そんなことありませんよ~ お題「スーツ」のときに有能なキャリアウーマン風のYUMEを皆様にお見せしたかったのに、 ご主人様の趣味でモビルスーツ絡みばっかりだったじゃないですか~」 主「で、今回、高所と交渉をこじつけてリベンジしてみたわけだが…」 Y「優秀さが滲みだしてませんか?」 主「いやいや… 位置関係が怪しいのが… 実は外から忍び込んでいるように見えるのがあるぞ…」 Y「それはオチ担当用にわざとそう見えるようにしてみたんですよ てへぺろ」 と、いうわけで、会話にもある通り、高所だけでは平凡になりそうだったので交渉とこじつけて、 さらにはお題「スーツ」のリベンジにも挑んでみました 車のフロントガラスとか、窓ガラスとか、ガラスが絡むと配置が怪しい画像を出してくるのはAIの課題ですねぇ… (^^;