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【6枚】 皇女の視線の先には
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エルフ帝国の南には、エルフの多くが信仰するエルフ聖教の聖都・聖エルフ公国があった。 国力・武力ともにエルフ帝国は聖エルフ公国をしのいでいたが他国の見る目は違っていた。 エルローズは聖エルフ公国の皇女であり、公国の白いバラと謳われ、その美貌・聡明さは他国でも知らぬ者はいなかった。 そんなエルローズに変化が訪れたのは、他国の第三皇子が交換留学生として聖エルフ公国に来てからであった。 それから一年後、エルローズのある行動によって聖エルフ公国は存亡の危機を迎えることとなる。 ※五月雨さん、たびたび申し訳ございません。やはりイケメン役はこの人しかいないかと・・・。