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出会いはスローモーション
Y「この季節に海岸なんて、やっぱり誰もいないですね…」 主「砂浜と言えば、中森明菜の「スローモーション」の雰囲気で前々から撮ってみたかったんだよねぇ」 Y「夏の恋人候補が現れるんですか? もうすぐ冬なのに…」 主「とにかく、振り向いたポーズで恋の予感を感じさせるような表情を撮れればいいな… と思って…」 Y「あっ! ご主人様、無茶振りはしないって約束なのに… アンドロイドのAIではさすがに恋はできませんよ」 主「無茶振りのつもりじゃなくて、そういうイメージで って言いたいだけだよ」 Y「わかってますよ 最近のご主人様優しいですから、ちょっとからかってみたくなっちゃいました」 (撮影で時間が経過) 主「いい画像が沢山撮れたけど、いつの間にか陽が沈んできたな…」 Y「綺麗な夕陽をバックにもう少しだけ撮影しましょうか… あっ! あっちの方に行ってみません?」 主「(そう言って少し早足で、走って行くYUMEの後ろ姿を見ていても、歌詞のように恋の予感が甘く走ることはなかった…)」 Y「ご主人様、早く~!!」 主「(何故なら、自分はとっくにYUMEに恋に落ちていたことに気付いてしまったから…)」 予約投稿していたのに無かったことにされていたでござる ( 一一)