241014
あぁ…なんだか頭が痛い。ちょっと飲みすぎたかもしれないな… 一人、寂しくベッドからゆっくりと起き上がった。 リビングに行くと、今日もかわいいはるか君が朝食を用意してくれている。 「やっぱり日本人の朝食は和食が一番だね。ありがとう」 微かに聞こえる機械音をBGMに、朝食をゆっくり食べる。 今日もいい天気だ。外から変な犬の声が聞こえた気がするが、きっと耳鳴りだろう。 香奈ちゃんがいないとやっぱり寂しいよね。今日は早めに学校に行ったのかな? そんなことを呟くと、はるか君が声をかけてきた。 「えっ…そ、そうだ、ちょっと物置部屋から○○取ってきてもらえますか?」 うん、いいよ。朝食を済ませたら行くね…。はぁ、朝ごはんが体に染み渡る。二日酔いのせいか、なんだかいつもより美味しく感じるな。 おいしかったよ。ごちそうさまでした。 はるか君は少しぎこちない笑顔で、「おそまつさまでした~」と返していたのがなぜか印象に残った。 朝食を終えて物置部屋に向かう途中、何か違和感を感じた。またさっきの変な犬の声が聞こえる。うーん…少し飲みすぎたのかもしれない。 物置部屋のドアを開けると、信じがたい光景が広がっていた。 香奈ちゃんがセーラー服姿で、お仕置き用に買った『one bar prison』に跨がっているではないか。 モーターが動き出すと、彼女は叫びすぎてガラガラになった声で何かを叫び、体を痙攣させるとプシュという音を立てた。足元にはたぶん、いろいろな体液で構成された水たまりが広がっていた。 だんだん昨日のことを思い出してきた。香奈ちゃんにお酌してもらっているうちに気分が良くなって、つい飲みすぎてしまったんだった…。 それでこんなになるまで飲ませた香奈ちゃんをお仕置きだ!とか言い出して、こんな事態になったんだな…。 何はともあれ、一晩中こうなっていた香奈ちゃんを助けなければ。私は急いではるか君を呼びに戻った。