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エルフの看板娘

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2024年08月14日 16時01分
使用モデル名:CustomModel(その他)
対象年齢:全年齢
スタイル:リアル
参加お題:

「朧月夜のエルフと異種族の宴」 西伊豆の静かなペンションに足を運んだ俺、山田一郎。夏の休暇を利用して、都会の喧騒から逃れ、自然の中でリフレッシュを図るつもりだった。しかし、そんな計画は一瞬で崩れ去った。 ペンションに到着すると、目に飛び込んできたのは、美しいエルフの看板娘、リリス・エルウィン。彼女は長い金髪を風になびかせ、優雅に食事や飲み物を運んでいた。ドワーフやリザードマンといった異種族の客たちに囲まれながらも、その笑顔は絶えず、まるで一陣の風のように軽やかだった。 「おい、一郎。あのエルフの看板娘、俺たちも狙うべきじゃないか?」と、隣のドワーフ、グラントが声を掛けてきた。 「恋と一緒だな、グラント。狙うだけじゃなく、勝ち取らなきゃ意味がない」と俺は軽口を叩いた。 「ならば勝負だ、一郎!誰がリリスのハートを射止めるか競おうじゃないか!」リザードマンのザルグも参戦してきた。 こうして、エルフの看板娘リリスを巡る異種族の戦いが始まった。まずは食事の腕前を競うことになった。俺たちはそれぞれ得意料理を披露することに。 「見てくれ、一郎!俺の特製ミートパイだ!」グラントは自信満々に言った。 「ふん、俺のスパイシードラゴンステーキには敵わないぜ!」ザルグも負けじと料理を並べた。 「恋と一緒だな、料理も心がこもってなきゃダメだろ」と言いながら、俺はお手製の焼き魚定食をリリスに差し出した。 リリスは一つ一つの料理を味わい、「どれも美味しいわ。でも…」と微笑んだ。 「でも?」俺たちは一斉に聞き返した。 「一番心がこもっていたのは、一郎さんの焼き魚定食ね」とリリスが言った瞬間、グラントとザルグはがっくりと肩を落とした。 「冗談、顔だけにしろよ」と俺は笑いながら二人を慰めた。 次に始まったのは、力比べだ。ドワーフのグラントは得意のハンマー投げを披露し、リザードマンのザルグはその強力な尾で岩を砕いた。俺はといえば、全く力自慢ではなかったが、リリスの前で少しでもカッコよく見せたくて、木登りに挑戦した。 「見てくれ、リリス!俺、こんな高い木にも登れるんだぜ!」と叫びながら、枝にしがみついた。 「気を付けて、一郎さん!」リリスの声が聞こえたが、その直後、俺はバランスを崩して木から落ちた。 「冗談、顔だけにしろよ」とグラントが突っ込みを入れた。 結局、力比べも俺の完敗だったが、そのおかげでリリスとの距離は少しだけ縮まった気がした。 最終的な勝負は、リリス自身が決めることになった。彼女は静かに言った。「皆さん、本当にありがとう。でも、私は…」 その言葉に、俺たちは固唾を飲んだ。しかし、リリスの次の言葉は意外なものだった。 「皆さんと一緒に過ごすこの時間が一番大切です。だから、これからも友達として一緒に楽しみましょう」と。 俺たちは一瞬驚いたが、すぐに笑顔になり、拍手を送った。 そして、夏の終わりが近づく頃、俺はリリスと一緒に星空を見上げていた。風は穏やかに吹き、夜空には無数の星が輝いていた。 「一郎さん、今日は本当に楽しかったわ」とリリスが静かに言った。 「こっちこそ、ありがとう。恋と一緒だな、リリス。楽しい時間はあっという間に過ぎちゃうもんだ」と俺は答えた。 その時、遠くの山々が夜の闇に包まれ、星々がその輝きを増していた。空は深い藍色に染まり、風は静かに木々を揺らしていた。ペンションの灯りがぼんやりと遠くに見え、夜の静けさが心地よく広がっていた。 「また来るよ、リリス。必ず」と約束し、俺は静かにその場を後にした。星空の下、俺たちの友情と淡い恋の物語は、これからも続いていくのだろう。 こうして、俺たちの夏の冒険は幕を閉じた。しかし、その思い出は、まるで星空のように、いつまでも心の中で輝き続けるのだった。 ---------- モデルとなった西伊豆のペンションは私が以前泊まった所です。 もうやってないみたいで残念。 トカゲはいないがね。苦笑

コメント (2)

JACK
2024年08月14日 17時09分

Epimētheus

2024年08月15日 08時03分

ガボドゲ
2024年08月14日 16時34分

Epimētheus

2024年08月15日 08時03分

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いいねコメントありがとうございます。忙しくなって活動を縮小しています。返せなかったらすみません。

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