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国家・安全・平和を守る最後の盾=内国安全保障局 治安介入部隊
新宿小隊@西新宿の定例会議(週例)。 1枚目:夏子「発言よろしいでしょうか……」 『どーぞー』 2枚目:夏子「我々…新宿小隊の行動は常軌を逸しているとしか思えません」 『そんな時もあるなぁ』 『確かに、してることに不安はあるかも』(疑問はねーのか?) 『でもOKなんだろ?』 3枚目:美波「(この人、いまさらなに言ってるんだろう……)」 4〜枚目:夏子「私は詳細を知りませんが、非合法な活動もあると聞いています」 先輩「……」 美波「(課長、ちっとも興味ない)」 7枚目〜:夏子「法の網目をくぐるどころではない、脱法でもない、明らかに違法行為が行われていますっ」 先輩「……!?」 美波「(あ、踏んだ……)」 10枚目:先輩「…だからナンだぁ!? 夏子ォ、お前ここ入る時ぃ、何を教わった? どう宣誓したぁ?」 夏子「…国家と陛下、国民…そして世界の安全と平和です……」 11枚目:先輩「そうだ! 俺たちは国と平和を守る最後の盾*だ! 守るのは人の作った法律じゃねー!」 12枚目:美波「課長、飯田さんがご裁可をいただきたい件があると。至急だそうです」 先輩「わかった、すぐ行って折り返す」 (美波の機転) 13枚目:後日……会議に参加していた本局のお人らと。 局員A「あの人、むいてますかね?」 局員B「言ってることは正論だし、私もそう思うが…それはともかく、指揮官と考えが相違あるなら、処遇を考えた方がいいかもしれない」 先輩「それは俺に対する批判か? 彼女は俺が選んだ。それをどうこういうことは俺の人事、運営に対する批判…侮蔑と受け取るが?」 局員A「いや、決して。申し訳ございません」 先輩「覚悟もねーのに口出しすんじゃねぇよ!」 今後、本局からのオブザーバー参加はなくなった。 *そのための手段は問わないし、「最後の盾」が矛を手に率先して戦ってはならない法もない。