不良少女とふくれっ面
艶然と笑いながら振り払うように店を出ていく、青髪の少女エカティア。 その背中を見つめるブロンとの耳に (後を着けるわ) シルビアの古代語魔法だ (やめとけ、あぶねーぜ。ニータを待て) ブロンとも精霊魔法で返す (ケティに、使い魔のねこにさせるから大丈夫よ) シルビアの使い間は幻獣ツインテールキャットだ。任して大丈夫だろうが。 (気を付けろよ) そんなブロント、いや、ブローナの背中をみながら もう、センセたら、そんなティアが気になるのかよ。 確かにティアは、美人でお淑やかだけどよ カタリナは、グラデーションが掛かった派手な髪を弄りながら、膨れっ面をするのだった。