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美波ちゃん@戦隊司令代理
1枚目:理沙「先日、第4戦隊司令*を罷免しました。美波大尉**を臨時代理として任命しようと思いますが、どうですか?」 *一般的に正規艦隊を構成する戦隊の司令官は少々ないし准将が任じられる。だが、小規模であったり構成する艦船に主力艦がなかったり極端に少ない場合は、大佐・中佐がが任じられることもある。その際でも勅任官の扱いである。また、ごく稀に尉官艦長のみで構成される戦隊は、最先任が司令官となるが、これは勅任官ではない。 **諜報特務庁を概ね殲滅しその意図を挫いた美波は、宇宙艦隊に合流し同時に大尉に昇進した。 先輩「お前、まさか美波を殺す気か?」 2枚目」「そんな子供みたいなことしませんよ。ありえません。第一、私は彼女を気に入っています。有能な幕僚を無駄に失うような采配はしません。それに、可愛い子には旅をさせろ、とか言うじゃないですか?」 先輩「ハナシは俺からさせてもらう。いいな?」 理沙「どうぞ。私がセンパイに逆らったことがありますか?」 3枚目:美波「……ほんとうですか? 私はまだ大尉で新任の身分ですよ?」 先輩「いやなら断れ。俺が総司令長官に断りを入れる」 5枚目:美波「拝命しますっ…!」 先輩:「なら後ほど、司令長官室へ行って人を受けろ。俺は同座しないからな」 7枚目:美波「ただ……第4戦隊の指揮となれば、巡洋艦ユーライアラスに戦隊旗艦として座乗します。参謀長のお側にお仕えできないことが不安です…」 先輩「はぁ…😩 アンスィンカブル*にいる限り、俺を害せるモノなどいない。第一、俺の美波より銃が巧いし、理沙もキミより優秀な射手だ。心配するな」 *アンスィンカブルには200人からの海兵隊が乗り込んでいる。これは一般的な主力艦の2〜3倍の人数だ。