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従妹の女の子と聖地巡礼ドライブ
「今日は、先生と二人で来ました」 歴史好きな従妹の由佳の付き添いで、由佳推しの戦国武将所縁の地を周る聖地巡礼ドライブ中、道の駅に立ち寄った。 自分がご当地ソフトクリームを買いに行っていた時、行楽地の来訪者を対象にしたローカルテレビ局のインタビューに、由佳がこう答えていた。 普通に「親戚と来ました」と言えばいいのに。と言うと、栗味のソフトクリームを舐めながら「ああいう風に言った方が面白いじゃない」と由佳はいたずらっぽく答えた。 今日の目的地の一つである神社は、由佳の推し武将が、合戦の戦勝祈願に訪れたという所らしく、たしかに境内に設置された古ぼけた名所解説の掲示板にもそう書かれていた。 自分達以外には誰も参拝者はいなかったが、観光地化された神社とはまた違った静かな趣があった。 由佳の熱のこもった解説を聞きながら境内を色々見て周った後、神社から延びる山道の先に滝があるとの事で、ついでに寄ってみることにした。 行程にして約10分ほど、林の山道を上がった先に、予想をはるかに上回る荘厳な滝が現れた。 今日は、初夏にしては気温も高く、山道を上がってきたことで汗ばむほどだったが、滝の周りはひんやりとして涼しく、新緑の林からの木漏れ日が水面にキラキラと反射し幻想的で美しかった。しばし二人で滝の流れと情景に見入っていると、由佳が「誰もいないね・・・誰も来ないよね・・・」とぽつりと呟いたかと思うと、衣服をゆっくりと脱ぎだした。 由佳には優等生を絵にかいたような外観とは裏腹に、困ったことにちょっとした露出癖がある。以前、誰もいない奇麗な砂浜の海岸に行ったとき、何を思い立ったか、水着が無いけどこれでいいとばかりに、全身真っ裸で泳いだことがあり(自分も付き合わされたが)、それ以来、人気の無い景勝地に来ると、こうやって脱ぐ悪い癖がついてしまった。 本人に聞けば、解放感とスリル。そして何より、この自分に見られているというドキドキ感がたまらないのだそうだ。 最初は止めていたが、もう何度言っても聞かないため、今は諦めて、他の人が来ないかハラハラしながら見守る事しかできないでいる。 「お兄ちゃん、見て・・・」 生まれたままの姿の由佳が、滝をバックに眼前に立っている。 奇麗な長いストレートの黒髪。以前と比べ少し大きくなってきた乳房。無駄な贅肉が無いことを実感させる肋骨。 うっすらと生えだした陰毛。両膝を揃えても、腿の間に隙間が見える細い太もも。 そして、水面から反射する木漏れ日の光を身体に受け、全身の肌が光り輝く姿。 神秘的な情景と相まって、お世辞抜きで本当に奇麗に見えた。 言葉を発せず、じっと見入っていると、由佳がもじもじしながら、 「お兄ちゃんも・・・見てないで脱いでよ・・・」と、恥ずかしそうな声で小さく呟く。 こうなったら自分も同罪だ。と服を脱ぎ、由佳の待つ水面まで歩く。滝の落ちる音がより一層大きく聞こえる。 気温が高いとはいえ、足先に触れる川の水はやはり冷たかった。 目の前に立つ、やや上気した顔の由佳が、上目遣いでじっと自分の顔を見たあと、視線が下半身に移った。 「すごいおっきくなってる・・・ね」 大きく膨張した下半身の一部を見ながら、少し恥じらいながらも期待しているような顔で由佳が言う。 「・・・由佳の身体見たから、こうなったんだよ・・・」 偽らざる本心だった。 すると由佳は、無言のまま跪き、ゆっくりと下半身に顔を近づけ、その小さな唇で斜めに反り上がった陰茎の先に触れる。 「ん・・・・ん・・・ちゅく・・・んはぁ・・・」 小さく赤い舌でフレンチキスのような軽いタッチで陰茎の先を舐める。そして、先ほどソフトクリームを食べたときのような舌使いで、陰茎全体を愛おしそうに舐る。 亜希子さんのような根元まで深く咥えた攻撃的なそれと違い、まだぎこちなさやたどたどしさはあるが、普段利発な由佳が、こうして自分の物を淫猥に舐める姿が非現実的で、そのギャップが興奮を増加させる。 「ありがとう・・・もう、いいよ・・・」果てそうになるのをこらえるように、由佳を頭をそっと押さえて制する。 そのまま由佳はゆっくりと立ち上がり、お互いに見つめ合う。 「・・・お兄ちゃんの事、本当に大好きだけど、お母さんの事も大好きなの・・・」 「・・・・解ってる」 「でも今日は・・・、今は、お母さんじゃなくって私の事いっぱい可愛がって・・・」 由佳の思いと意思を受け止め、水の冷たさを忘れるように、お互いが普段よりも強く抱きしめ合い、口づけする。 陰茎が由佳のお腹に触れる。由佳はそれを細い指でゆっくりと優しく握り、やんわりとしごきながら、耳元で、 「・・・由佳はお外でこんなことしちゃう悪い子です・・・お兄ちゃんのこれで・・・いっぱい・・・お仕置き・・・して・・・」 甘美で悪魔的な囁きを聞いて、自分の心の中の獣が沸いてきそうだった。 そして由佳はくるりと反対を向き、近くの水面の岩に手を置き、少し前屈みで小さく透き通ったお尻をこちらに向け突き出し、肩からちらりとこちらの方を見ながら、小さい声で「来て」と誘う。 それを察し、片手で由佳の腰を持ち、もう片方の手で猛る陰茎を構え、赤黒い先端を秘所にあてがい、腰に力を込める。 「んっ」という声が由佳の口から一瞬漏れる。そしてその後、まだ狭いぬめりを掻き分けるかのように激しく突く。 一突き毎に発せられる喘ぎ声、お互いの名を呼び合う声と二人の荒い息遣いが、絶え間なく流れる滝の音に搔き消されていった。 ・ ・ ・ 「おっかえり~。遅かったね」 亜希子さんに、今から帰りますメッセを送って、1時間半後に帰宅した時には既に日が暮れ、すっかり夜となっていた。 お店を閉めて帰宅した亜希子さんが、自宅のリビングで寛いでいた。 「亜希子さん、ちょっと遅くなりましたが由佳ちゃん共々無事に帰宅いたしました。車も有難う御座いました。じゃあ自分はアパートに戻りますね」 「隆一、今日はもう遅いから泊っていきな。まだ晩御飯も風呂も入ってないんでしょ?替えの下着も置いてあるし。由佳も良いよね?」 「うん、お兄ちゃん、泊って泊って。じゃあ何か適当に晩御飯作るから」 「・・・じゃあ、お言葉に甘えて」 「昼間は由佳がたっぷり可愛がってもらっただろうからね。今度はアタシの番だね」 「・・・そんなこと無かったよね、由佳ちゃん?」 「神社行って、奇麗な滝見てただけだったよね~、お兄ちゃん」 「よーし。じゃあちょっとスマホの地図アプリのタイムライン見せてみなさい。名探偵のアタシが滞在時間で推理してやるわよ」 「叔母さん怖い怖い」 「本当、敵に回したくないタイプよね」 3人の笑い声がリビングに包まれる。 はたから見れば、僕ら3人のこの関係は特異な物かもしれない。 だけど、この心地良さがこれからもずっと続いて欲しい、と思うのだった。 【続く?】