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フロリアン:「生きたアイツを見たくない…」
基本的に修道女で王女でもある、アヴェリンの従妹(事実上、妹扱い)であることは自覚しており、兄(アヴェリン)の留守を任された時は姉(フィリアン)を守護・盛り立て、諸侯とも穏便に対応している。 だが、側近・臣下や諸侯から物騒な話を聞くと、それは別だ。兄上や姉上の心を煩わせず、果断に『処理』する。 1枚目:もうしてきた。 2枚目:「伯爵。この腰にあるのが何かお分りかな?」 伯爵「ルロア代々の、党主たる宝剣でございます」 フロリアン「お分かりになればよろしい。私は兄・ルロア大公と姉上よりこれを預かっている。代行者である。スティクスの諸侯は、私に従う義務がある。よろしいかな?」 伯爵「仰せの通りです。理解しております。殿下にお従いするのは当然です」 3枚目:「ディアスどの、さきほどの、きゃつ……かの家は従うでしょうか?」 ディアス「私の個人的見解であれば、半々……まったく信用しておりません」 4枚目:「なら……」 短剣をディアスに預ける。彼自身か、側近や誰かに任せることはあっても、フロリアンの命は下った。これは決定で、デボア伯爵は公都にいる間に必ず死ぬ。 アヴェリンの指示・指揮・命令に異をとなえたり反論できる者でも、フロリアン王女に反論できるものはいない(可能なのはアヴェリンだけだ)。 5枚目:「そして、諸侯を呼集しデボア伯領と親族らを滅ぼせ。奪い取った領土に関しては、働きに相応な賜りがあるよう、私が保証する」 6枚目:「ちまちま言い訳して集まらないなら、私が出ます! 私の兵と即座に応じられる部隊だけで十分です!」 7枚目:「ミア、ミリア! 軍勢の準備をしなさい。兄上の名代として逆賊を討伐する!」