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田毎の月(たごとのつき)
the moon reflected in each of the many narrow rice fields 田毎の月: “(山腹に)たくさん並んだ狭い田のひとつひとつに映る月”という意味。 昔から浮世絵や俳句などに登場したテーマ。 俳句で有名なのは、芭蕉の「このほたる田ごとの月とくらべ見ん」。 「月」は秋の季語だが、「田毎の月」は季語ではない。 ホタル(夏の季語)が出てくることと、田んぼに水が張られかつ稲がそれほど育っていないことが、月が田に映る条件になるので、5-6月頃の句(と推測している人がいました)。 ①-③;Bing元絵をChromaFT_v4でi2i ④-⑤;ChromaFT_v4で独立生成 ※「田毎の月」は可能か 田んぼ一つに丸い月は映せても(①)、田んぼ毎には(私には)無理でした(汗)。 ただ現実的には、多くの田んぼに同時に丸い月の姿が映るのはありえない(せいぜい小さな田3枚前後が限界?)ため、これは時間経過を含めた「心の眼」が見る情景だろう…と解説している方もいました。 なるほど…と思いました(その解説に甘えて、投稿してしまいましたw)。