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やすらぎの時間
娘を膝に抱いて、他愛のない話をする、こんな時間はいつまで続けられるのだろうか。どうしてもそんな事が頭をよぎってしまう。 娘はそれを見透かしているのかそういった時にこう聞いてくる。 「おとーさん、私のお話聞いてるー?」 「大丈夫。ちゃんと聞いているよ」 優しく、愛おしく娘の頭を撫でる。嗚呼、どうか少しでも長くこの時間が続いてほしい。 ―― おとーさんが好き。いつもいそがしそーにしてるけど、お休みのときはこーやっておひざの上にのせてくれてお話を聞いて、遊んでくれるから。 でも時々、どこかとおいところを見てるような気がする。そういうときに心配になっていつもこう聞くの。 「おとーさん、私のお話聞いてるー?」 「大丈夫。ちゃんと聞いているよ」 そういって、私の頭を撫でてくれる。こういうのがいつまでも続けばいいなって、そう思うの。 ――― 鎖骨お題のリベンジを図りましたが、こりゃ撃沈ですな。 キャプションでどうにかそれっぽくしましょう←