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魔法少女の憂鬱
「だからそうやって突っ込むのがダメだっていってんのよアンタは!」 普段から口喧嘩の絶えない後衛の魔法少女とペアを組んでいる剣士。 ただ戦いは不思議と噛み合っていて、二人のランクはかなり高い。 しかしこうやって街中で痴話喧嘩をよく繰り広げていることから、周りからは完全にバカップル扱いされていた。 そんな彼女が今日は何だか元気ない。 いつものようにからかいながら、何があったか聞き出してみると・・ 「やっぱアンタもわたしみたいなちんちくりん、女扱いしてないんでしょ・・」 どうやら誰かが自分の陰口を言っていたのを聞いてしまったようだ。 「は?なんだそりゃ。全然そんなことないが?襲ってやろうか?」 ニヤっと笑いながらからかうと 「そんな気もないくせに・・」 「は?よしやってやらぁ、今夜楽しみに待っとけよ?」 「はいはい、わかったわかった・・」 そうして夜になり・・寝室には、頭を冷やした二人がいた。 「あの・・本当にするの?ってか、本当にアタシでいいの?」 普段とは違うその彼女の雰囲気に・・何も答えず、そのまま抱きついて、 「ひゃっ・・!?」 ・・このあとめちゃくちゃXXしたし、周りからも「こいつらついにやりやがったな!」とバレバレだった。