だめっ、だめっ……!
彼女は、なぜ、なぜと自分に問い続ける。 なぜ彼に身体を許したのか。なぜ彼とのセックスを拒まないのか。なぜ危険日とわかっているのに膣内射精を許し、尚もまぐわい続けることを望んでしまうのか。 冷え切った心が、一突き一突きでひび割れ砕かれる。 隙間に入り込んだ白濁の熱さで、どろどろ融かされ、ナカに溜まっていく。 少しでも冷まそうと激しく呼吸し、熱気の口づけで火を灯される。もう鎮火なんでできやしない。数時間前に眺めた大火災よりずっとずっと、激しく暴れまわる熱情に侵される。 「だめっ、だめっ……! 来るっ、来ちゃうっ……!」 何度目かわからない爆発の光に、彼女はピンッと爪先を張った。 だが、彼はまだ、まだ至らない。 掴みがいのある脚を抱え、震える彼女の最奥を打ち突く。突いて突いて突き続け、悲鳴を上げても、許しを乞うても。 そして、深く、深く、深く繋がって、彼女の隙間を真っ白に埋める。