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ハッピーハロウィン

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2024年01月29日 13時24分
使用モデル名:Dalle-2
対象年齢:全年齢
スタイル:リアル

その日、私はとあるハロウィンの仮装イベントの会場にいました。 バトン部の友達のユイが、パレードに出るのを見に行ったのです。 仮装パレードが始まって、子供たちのかわいい仮装行列が過ぎると、ひときわ大きなカボチャのマスクをかぶり、マントを付けた全身ロボットのような仮装の女性が、数人のカボチャ色と黒のマネキンのようなやはりロボットのような一団を連れて現れました。 少し不気味だなぁと思いながら、その集団を見送ると、後ろからユイたちのバトントワリングがやってきます。 私が手を振りながらユイたちの行進を見ていると、先が詰まったのか行進が止まりました。 ユイたちは、進まぬままその場所で演技を続けていましたが、不意にそのユイたちの動きが止まります。 彼女たちが、なにか不安そうな顔でパレードの前の方を見ているので、私もそちらの方を見ると、先に行ったあの不気味な集団がその向きを変え、戻ってくるとユイたちを囲い込みます。 私や周囲の人々は何が起こっているのか全く分からないまま、その様子を眺めていました。ユイたちの表情が、不安な表情からおびえた表情に変わっていきます。 そ、その時でした。あの、大きなカボチャ頭の女の人が両手を空に向かって振り上げます。すると、空から何かが降ってきました。 それは一瞬の出来事でした。空から降ってきたのは、ハロウィンでおなじみの、顔が彫ってあるカボチャのようなものでした。それが狙いすましたようにユイたちの頭の上に落ちてくると、そのままスポンスポン!、と彼女たちの頭を飲み込むように被さりました。 ユイたちは必死にそれを頭から外そうとしていますが、まったく抜ける気配がありません。それどころかどうしたものか、まるで力が抜けたようにひとり、またひとり、だらんと腕をさげて立ち尽くすだけになってしまいます。 彼女たち全員の動きが止まると、カボチャの顔の目が光を放ちました。周りの人たちはなにか異様なものを感じたのか、ばらばらとそこから離れて距離を取り始めました。私もその波にのまれ、ユイたちから離れてしまいました。 振り返ってユイたちの方を見ると、何かが起こっています。ユイたちに被さったカボチャから、何か黒いうねうねとした細長いものが伸びると、蛇が巻き付くように彼女たちの身体に巻き付いて行きます。そして、それが巻き付いたところから、今度は緑色のなにかプラスチックか金属のようなものが拡がって彼女たちの体を覆っていきました。 やがてそこにはその、頭こそ一回り小さいものの、カボチャ頭の女の人と同じような姿になったバトン部の子たちが整列するように並びました。そして彼女たちは、その女の人の後について整然と行進を始めました。 私たちが遠巻きに見ている中、その集団は整然と並んだまま行進を続け、そのままどこかへ消えてしまいました。 ユイたちとはそのまま連絡も取れず、その行方は全く分かりませんでした。が・・・・ 今日ここにいるのは、そのユイからメールがあったからなのです。メールには、夜の八時にこの廃墟に来てほしいこと、このことは誰にも言わないでほしいことが書かれていました。 そしてここには私の他にも、数人の、同じ学校の子たちがいました。彼女たちも私と同じように、バトン部の友達から呼び出されたそうです。そして、私たちはそれに気づきました。 周り中に、あのカボチャの顔がぼんやり光っています。そのカボチャの集団は、私たちを完全に囲んでいました。 スポン!不意に視界がなくなります。何かが私の頭を覆ったのです。私はそれが、あのカボチャ頭だとすぐわかりました。慌てて頭から外そうとしましたが、どんなに力を入れても取れません。 真っ暗な視界の中がぼんやりと明るくなっていきます。と同時に私の頭も何かぼんやりとしてきました。頭以外の感覚がなくなって、そのぼんやりとした空間だけが私のすべてになって、わたしのあたまはからっぽになりました。なにもなくなったわたしのあたまのなかは、おれんじいろにそまっていって、そこにだんだんとあたらしいものがつまっていきます。わたしはぱんぷくぃーんさまのちゅうじつなしもべ、わたしはパンぷくぃーんさまの忠じつなしもべ、私はパンプクィーン様の忠実な下僕・・・ 我々カボーグは、パンプクィーン様の忠実な下僕として、さらに多くの人間どもを同化し、世界征服を成し遂げるのだ。 ハロウィンなのでカボチャ女のサイボーグ、とかプロンプト入れたらこんなんが出てきました(笑) でもやっぱり顔と髪が見えないのは寂しい気もします(苦笑

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